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TPM回避:Windows11非対応のDeskMini A300にWindows11をインストールする

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DeskMini A300は、少々古いASRock製の小型ベアボーンPCです。これにWindows11をインストールする方法をまとめておきます。

このモデルは元々TPM 2.0非対応で、Windows 11の「公式要件(TPM 2.0、Secure Bootなど)」を満たしていないため、そのままではWindows 11のインストールをブロックされます。

ですが、いくつかの方法でWindows 11をインストール・使用することが可能らしいので、その方法をまとめておきます。

そのうちやるつもりです。

DeskMini A300は、ASRock製の小型ベアボーンPCをバックアップ用に持っていましたが、ずいぶん長く使っていませんでした。

この度、メインで使っていたノートPCが調子悪くなったので、自宅で使うPCとしてDeskMiniを再び使いだすことにしました。

Windows10は今年2025年10月までは何とか使えるようですが、その後はサポート外になるのだとか。

古いPCでもテキスト入力としては全く問題がないので、余生を全うさせるために使えるようにしておきたいと思います。

方法1:TPMチェックを回避してWindows 11をインストール(定番・安全)

Microsoft公式も認めている方法で、レジストリを編集してTPM要件をバイパスできます。

手順

  1. Windows 10を起動した状態で、Windows 11のISOファイルをダウンロード
    公式ダウンロードページ
  2. ISOファイルをマウントして、setup.exeを実行
  3. 「このPCはWindows 11を実行できません」という画面が出たら、以下の手順でTPMチェックを無効化

    レジストリ編集手順

    • キーボードで Shift + F10 を押し、「コマンドプロンプト」を起動
    • regedit と入力してレジストリエディタを開く
    • 以下のキーを作成: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig
    • 右側で右クリック → 新規 → 「DWORD(32bit)値」
      次の2つを追加:
      • BypassTPMCheck → 値を 1
      • BypassSecureBootCheck → 値を 1
    • 終了後、セットアップを再試行 → インストールが可能に!

方法2:TPM回避済みのUSBインストールメディアを作成

より簡単に、TPM回避済みUSBを作る方法もあります。

ツール例:

  • Rufus(最新版)
    RufusWindows 11のISOからブートUSBを作る際、「TPMとSecure Bootチェックをスキップ」のオプションが表示されます。

    Rufus公式

注意点

項目 内容
サポート TPM非対応のPCでのWindows 11は公式サポート対象外
アップデート 今のところ問題なく更新可能(ただし将来は未保証)
安定性 DeskMini A300でも快適に動作します(ユーザー多数)

補足:DeskMini A300のTPM事情

  • DeskMini A300にはTPMチップ非搭載
  • BIOSにもTPM関連設定は基本なし =>もう一回見たらありました!
  • Windows 10は公式対応、Windows 11は自己責任で運用

まとめ

初心者なら「RufusTPM回避USBを作成 → クリーンインストール」が簡単で確実かも。

レジストリ操作は不安が残ります。