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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

「ありがとう」がすごく気持ちよい駐車場がある

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事務所の近くに、めちゃくちゃ気持ちのいい「ありがとうございました」を言ってくれる駐車場がある。

場所としては事務所に一番近い。ただ、機械式の立体駐車場で少し狭いし、料金も少し離れればもっと安いところがある。

だから、ここ5、6年はほとんど使っていなかった。

それでも先日、機会あって久しぶりにその駐車場へ車を停めた。

そして出庫するときに聞いた「ありがとうございました」が、やっぱり気持ちよかった。

久しぶりに停めた駐車場

今の車になってから、その駐車場に停めるのは初めてだった。

立体駐車場なので、車路も駐車スペースも狭い。
私のカローラならなんとか停められるが、大きめの車だと少し気を使うと思う。

料金は2時間600円。
そこから2時間ごとに600円が追加され、最大1,300円。

1日停めるなら特別高いわけではない。
ただ、少し歩けばもっと安い駐車場があるので、普段なら第一候補にはならない。

その日は事務所に1時間ちょっと滞在する予定だった。長時間停めるわけではないので、近さを優先して久しぶりに入ってみた。

変わっていなかった挨拶

係員は、以前からいた女性だった。

5、6年ぶりに見たので、当然ながら少し年齢を重ねていた。
もちろん、向こうから見ても同じだろう。こちらも同じだけ年を取っている。

一仕事を済ませて、出庫する。

そのとき、その女性が言った。

「ありがとうございましたー」

これが、やっぱり気持ちよかった。

声が大きすぎるわけでもない、小さくもない。
妙に作った接客声でもない。
かといって、ただ機械的に言っている感じでもない。

自然で、聞いていて気持ちのいい「ありがとうございました」だった。

そういえば、以前もこの人の挨拶は気持ちよかった気がする。

5、6年も使っていなかった駐車場なのに、その声を聞いた瞬間に過去にも「気持ち良い」と感じたことを明確に思い出した。

匂いは一瞬で記憶を呼び覚ますというが、声にもそんな効果があるんだと、実感した。

声が人の印象に与える影響を、これまで真剣に考えてきたことはなかったのだが、これを機会に考えてみようという気になるくらいの気持ちよさだった。

駐車場を選ぶ新基準ができた

駐車場を選ぶ理由は、基本的には料金と距離と停めやすさだと思っていた。

でも、久しぶりにあの「ありがとうございました」を聞いて、それだけではないのだと思った。

声のトーンや言葉の言い方は、思っている以上に人の印象に残る。

それは、自分が接客をするときの自戒にもなる。

何を言うかだけではなく、どう言うか。

「ありがとうございました」というありふれた言葉でも、そこに違いは出ると実感した。

狭くて高いが、それでもたまには停めてもいいと思える駐車場だった。