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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

注文の多いカレー屋さんに行ってきた

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大阪市西区九条にあるカレーで有名な喫茶店に行ってきました。いや、有名なのはカレーではなくて、妙齢のママさんかもしれない。

宮沢賢治の「注文の多い料理店」では、上着や靴を脱いで小麦を体にすり込んだりと、自分が食べれるために店側から色々注文されるお話でした。こちらのお店は、注文する前の決め事が多い喫茶店でした。

店主のママささんの決め台詞もたくさんあって、一見さんに厳しいようですが、実は色々楽しめるお店です。

アクセス

ご紹介する七番館は、オリックスバッファローズの本拠地、京セラドームから、自転車で10分ほどのところにあります。大阪港から中之島までを繋ぐ幹線道路、港通りから一本入った下町感あふれる街並みを北に進みます。

右手に見えるカレーの看板。

  • 珈琲教室・カレー七番館
  • 〒550-0027 大阪府大阪市西区九条1丁目17−12
  • 最寄駅:地下鉄中央線・阪神なんば線九条駅

いざ入店

純喫茶です。10席ぐらいのカウンター席が並びます。

奥にいるママさんに、まず確認されます。

「うちははじめて?」

骨董品のようなUCCのコーヒー缶と同じく、年季の入ったママさんに来店回数を聞かれる。敷居の高い世界がここから始まります。

アトラクションだと思って楽しみましょう。

一見さんは選べるメニューが決まっている

「うちに来るのがはじめてやったら、ビーフかインド。ビーフが普通、インドは辛口」

「他のメニューは何度か来ないと頼めないよ」

これまでに何回も、何万回も言い続けた風の決め台詞である。

自分の好きなものを頼めないというのは、一見さんにはキツめのルールかもしれない。大阪のおばちゃんの口調なので少し強めに聞こえるかもしれない。Googleマップのレビューでも「二度と来ない」と書く人もいる。

しかし、そんな店と承知して、そして期待していってる私には突き放すようなセリフでも「来た来た」という楽しさしかない。

カレーが到着

「うちの普通は、よその大盛り」というライスは確かに大盛りである。

1回目はこんな感じ。超大盛り。ルーは撮り忘れたが、ビーフカレー850円

すでに2回目も行ってしまったのだが、2回目は大盛り。辛口のインドカレー。

付け合わせには、きゅうり漬けを出してくれるが、「スプーン2杯ね」と釘を刺される。

上にも書きましたが、普通のビーフカレーと辛口のインドカレーは、一見さんが頼めるカレーです。ともに肉と玉ねぎを煮込んだスパイスたっぷりのカレー。巷のスパイスカレーよりも黄色味が少なく飴色のカレーなのでターメリックが少ないのかななんて、勘ぐりながら食べていました。

いわゆるとろみがほとんどないので、聞いてみるとジャガイモは入れないのだとか。私はやや辛味があるインドカレーの方が好みでした。ルーの味わいが深くなるように感じました。

今回で2つ制覇したので次は別のカレーを食べられるのだろうか?

次に行った時に、ママさんは覚えててくれるだろうか。

食後には口直しに温かい煎茶を用意してくれます。お茶受けにおかきも。

食後のコーヒー

コーヒーを頼むと、都度ミルで豆を挽いてサイフォンで入れてくれます。

年季の入ったコーヒーミルは50年近く動いているらしい。

私のコーヒの好みは、酸味が少ないのが好きです。そして

  • 深めの炒り加減
  • フルボディ
  • ビターチョコ

というラテ用のコーヒーをストレートで飲むのが好みです。最近流行りの産地にこだわり果実感を楽しむサードウェーブとは正反対の立ち位置です。

こちら七番館では、酸味がないものの浅煎りで風味の良いサードウェーブっぽいコーヒを出してくれます。長く続けているお店なのに、時代が追いついたということなんでしょうか?

次に行った時に豆の変遷とか、ママさんに聞いてみたいと思います。

ブレンドコーヒー 650円

香りと苦味がちょうどよく、酸味がない。私好みのコーヒーでした。

ブルーマウンテン(800円)

香りが強く、苦味はほぼ無く、酸味もなし。上品なお味でした。私はブレンド派かな?

お客さんのことを思ってのシステム

一見さんは頼めないメニューがあるというお店でしたが、色々話を聞いてみると、最初は基本のカレーを楽しんで欲しいということらしい。

けったいな店だなと最初は思いましたが、うちのカレーを末長く楽しんでもらいたいという、ママさんなりの思いやりの形なんだと理解しています。

消えゆく純喫茶

神戸県庁の近くにあった喫茶店が先日閉店しました。げんもつ珈琲という年配のご夫婦でやっていた喫茶店です。たまたま近くを通り買って雰囲気の良い店だと思って何も調べずに入った喫茶店でした。

またあの辺に用事があるときにはまた行ってみようと思っていたら、今年の春に閉店したんだとか。1回しか行ってなかったのに非常に残念です。また行きたかった。

やはり個人のお店で事業継承が難しいところは、人気があっても、店主のご都合等で閉店することがあります。チェーン店のカフェばかりはびこる街中にあって、世間話のできるいい感じのお店は大事にしていきたいものだなぁと思います。

七番館のママさんも良いお年にお見受けするので、後悔する前にちょこちょこ足を運びたいなぁと思います。