
少し前だが、舘ひろし主演の「免許返納!?」を見ました。
空いた時間に、たまたまやっている映画を見に行くのが趣味です。レビューはおろか、劇場の作品案内すら見ません。先入観なしに、色んなことを考えるという頭の体操です。
免許返納に納得しない主人公が、長年のライバル役者の事故をきっかけに自分の役者人生を振り返り、前を向くことで免許返納へ踏ん切りをつける映画です。
結論から言うと、1994年に公開された舘ひろし主演の映画「免許がない」のアンサー映画となっています。先にそちらを見た方がより楽しめると思います。
鑑賞から2週間ほど経ったうろ覚えの状態で書くストーリーの振り返りです。間違っていたらご指摘ください。
劇中では、舘ひろし演じるアクションスター「南条弘」が、75歳になり周りから免許返納を促される映画です。
冒頭は、荒野の山道をハーレーで疾走しながらショットガンをぶっ放すシーンから始まります。南条弘の代表作のワンシーンです。この映画は永遠のライバル、宇崎竜童が演じる「尾崎誠」も共演で若い二人が描かれます。
70歳超えていまだ俳優を続ける南条の最近の代表作は複数の高齢者達で共同生活を送る生活を描いた映画「老人家族」で、主演男優賞を受賞するほどいまだ役者としても大成しているようです。
ただ、南条も尾崎も若い時の映画が忘れないようです。尾崎はハリウッドからハーレーに乗る役を打診されてたために、手放しでハーレーに乗る練習をして事故に遭い入院する羽目になります。
尾崎の事故が報道されると世論は高齢者の免許返納を求める声が高まります。その余波が舘ひろし演じる南条弘にも及びます。
思い入れのある外車を運転することが生きがいの大スターが、すんなんり免許手放すわけはありません。
若かったときに憧れたスポーツカー(真っ赤なフェラーリ328GTS)、亡くなった奥さんとの思い出、年老いて時代遅れの俳優と世の中からは認知される中、かつては大スターだった南条弘は免許返納を拒絶します。
免許返納すると、まるで人生が終わるように感じている、そう思えました。自身も石原プロのアクションスターですから、主人公に自分を投影しながら役作りしていたであろうと思います。周りから免許返納を促されるときに猛烈な違和感を感じる、そんな雰囲気を醸し出していました。
映画を離れて自分自身の親の経験からすると、年老いたことを冷静に自覚してほしいと思います。ただ南条弘的には、まだまだ若いと思っているし、ぼんやりとやり残したことがあるように感じている。だから返納は出来ないと強く思っている。
南条の所属するプロダクションの社長も、確実に免許返納をさせるため、政府の免許返納キャンペーンのCMの仕事を入れたりします。ここで集まった撮影クルーに、前作「免許がない」にも出演されていた人が出ているようでした。
前作を見ておらず事情のわからない私でも、スローで撮影スタッフを一人一人がうなずく姿を撮影しているシーンを見て、何だか同窓会っぽいシーンだなと気付きました。
1994年に公開された同じく舘ひろし主演の映画、「免許がない」の続編映画でした。監督や脚本も昔とは変わっているのですが、トップガンも続編が出たことですし、時代の流れなのかなと思いながら見ておりました。
その後いろいろあります。ハリウッドからバイクに乗る役の依頼が来たりします。マネージャー役の西野七瀬や、大地真央、南野陽子、MEGUMI、矢嶋智人、真矢ミキ、吉田鋼太郎など、豪華共演者を巻き込み、そして巻き込まれます。
スナックで南野陽子と「泣かないで」をデュエットしたり、矢嶋智人が酔っ払うところは、みんなが南条弘を慕っていて、往年の大スター感がうまく表現されていました。
もう一度、思い出の場所磐梯吾妻スカイラインで映画を撮るという、自分のワガママをやり通したことで納得したのでしょう。南条弘は無事に免許返納します。
返納した問いはいえ、マネージャーさんが運転手とさてついてくれているので、スターの免許返納だな〜、と一気に冷めたように思います。庶民には運転手は雇えないですからね💰
とはいいつつ、舘ひろしはスタイルも良く笑顔も素敵、スターだなと思う映画でした。最初から最後までかっこよかった。
親に免許返納をさせなきゃと思っている皆さんには、参考になる映画かもしれません。心に何か引っかかっているものがあるうちは、親御さんも縦に首を振らない、のかもしれません。
子供の立場としては、大事になる前に返納してほしいのですが。
これまでに事前情報なしで見た映画
記事にしていない映画も多いです。

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