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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

伊丹空港のあの有名スポットで、飛行機のお腹を見てきた

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珍しく北摂地方で打ち合わせがありました。せっかくなのでと、帰りに寄り道して大阪国際空港(伊丹)の有名スポットに立ち寄ってきました。「千里川土手(せんりがわどて)」です。飛行機のお腹が見える絶景スポットです。

右下に見えるのが千里川、奥に見えるのが大阪国際(伊丹)空港です。

千里川は、大阪国際(伊丹)空港の南端にあるので、ここに来るまでにかなり高度を下げてきています。手でさわれるんじゃないか?というぐらいの高度になってますから、下のような感じで飛行機が見れます。

特に制動距離が長い大きなジェット機だと滑走路の手前に降りてくるため、その大きさと迫力に圧倒されます。

左は小さい飛行機、右は大型

アクセスは非常に悪いです。

阪急宝塚線曽根駅から徒歩22分、空港ターミナルから徒歩44分。徒歩で来るのはつらい場所ですが、車で近辺を通られたら是非休憩ポイントとしておすすめしたスポットです。

空港自体はちょこちょこ来ていますが、千里側土手に来たのは30年ぶりぐらいです。

その頃は航空無線を持ったマニアなおじさんが「○○便は生駒の南側を回されとるわ!」とうれしそうに話していたのを思い出します。

また、夜景スポットとして有名な千里側土手です。デートの下見としてきていた私と友人にとっては、便名までチェックして楽しんでいるグレーのジャンパーを着たおじさんのことを、キモいおっさん認定しておりました。

しかし、わたしもそのおじさんの年に近づいてきました。そのおじさんの楽しみ方もなんとなくわかるようになりました。すでに周りの若い衆にはキモいと言われているかもしれません(苦笑)

着陸時の動画

南の空に機影が見え始めるところから、最接近時の動画を収めました。

小さい飛行機は、こんなもんかと余裕を持って見届けられます。

こちらが真骨頂の大きい飛行機。すれすれを飛んできます。このまま立ってても大丈夫かな?って一瞬戸惑います。

滞在時間もあまりなく、飛行機の数も少なめで、しかもiPhone13では望遠が弱いためランディング映像はうまく撮れませんでした。ランディングを専門に撮影している方もおられましたが、望遠カメラ持参でお越しでした。

下記の写真は離陸を待つ飛行機の尾部です。池田の山に向かって飛び上がって左旋回するのが離陸時のコースです。

鑑賞ポイント

千里川に沿って、北側(滑走路に近い方)と南側に土手があり、どちらからでも鑑賞可能でした。

滑走路に近い方が、プロ?マニアな方が多い印象でした。子連れなどは南側におられた印象です。

大阪国際(伊丹)空港の滑走路は2本あります。写真右上のA滑走路(1828メートルの小型機(プロペラ機)用)。そして写真左側の32Lと書かれたB滑走路(3000mのジェット機用)の二本です。川の中程の誘導灯が備え付けられた橋の横あたりはB滑走路に向かう飛行機の直下なので、鑑賞される方の人口密度が高くなります。

滑走路手前側の黒いタイヤ痕が見えます。川に近い手前側のタイヤ痕が、ぎりぎりを飛んでくる大きいジェット機のタイヤ痕でしょう。

千里側土手で飛行機観覧するときにそろえておきたいもの

久しぶりに行った千里川土手ですが、行くときに準備しておいた方がいいと感じたものをまとめておきます。

スマホアプリ「フライトレーダー」

30年前のように、飛行機無線おじさんの情報に頼る必要はありません。スマホにアプリを入れるとアプローチしてくる飛行機が何台あるかわかります。

フライトレーダー24というアプリを使用しました。

飛行機アイコンの形でジェット機かプロペラ機かを表し、そのサイズで大きいか小さいかを表しています。なかなか便利なアプリです。

また、アイコンをタップすると写真の下側のような情報がわかります。 羽田HND発伊丹ITM行のJAL121便、使用機材はボーイング787-8で、現在の高度は3625フィート(約1100m)です。

ちょうど生駒山上空に到達し、右旋回を行うところだということがわかります。あと少しで視界に入る距離ですね。

スマホ落下防止用のチェーン、または三脚など

千里川のフェンスにスマホを固定するときれいに写真や動画を撮ることができそうです。ただ、川底までの距離がそこそこあるので、スマホなどを川にうっかり落とすと悲しい結果になります。

フライトレーダーを読み解くためにおすすめなブログ

伊丹空港へのアプローチ進路に、詳しいブログを見つけましたので紹介させていただきます。

飛行機は好き勝手に飛んでいるのでは無くて、経由地点が設定されて仮想の道があるらしく、大阪国際空港(伊丹)に向かう飛行機は、最終的には生駒山にあるIKOMAというポイントを経由して効果を初めて行くようです。

  • ROKKO:新千歳や函館などの北海道、出雲や隠岐などの山陰地方からの進入路
  • AGPUK:東北地方および関東地方からの進入路
  • IZUMI:九州や沖縄方面からの進入路

私が行った15時頃はプロペラ機等も多く、お目当ての大きめのジェット機がなかなか飛んでこない時間帯でした。IKOMAおよび上記の3ポイントに近づく機影をみながら鑑賞準備をされると、慌てること無く撮影等ができると思います。子供さんに「飛行機まだ~」ていわれても、「今ここだよ」って説明できますね。

防寒具

昨日は上着も不要なほど暖かかったですが、これからの季節は風が強くなりますから、防寒対策は忘れずに。

千里側土手の場所はこちら

駐車場位置

徒歩3分ほどの位置に駐車場があります。30年前は裏道の工場地帯の道に車を停めて歩いて行った記憶がありますが、それは平成初期の時代の話し。交通量が多い道ですので、迷惑にならぬよう駐車場に停めましょう。

私は30分ほどの滞在で200円でした。

駐車場を出て右に。ごくゆるい坂道を登って千里川へ。

補足情報

飛行機は風に向かって飛んだ方が揚力が生じやすいので、北風が多い大阪国際(伊丹)空港の場合は南からのアプローチが多いようです。

下記の大阪空港ホームページより転載

ただ、風向きが逆向きの場合、逆向きコースで離発着することがあるようです。その割合は年間1%とのことです。もし逆向きコースの離発着が見られたらラッキーですね。

https://www.osaka-airport.co.jp/notices/14unyou

以上、大阪国際(伊丹)空港の人気スポットのご紹介でした。土日祝はとんでもなく混んでそうですね。スゴイ迫力です。見て損はないので、お近くを通られた際は是非ご鑑賞ください。