43号線を西へ東へ

フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

【腕と手を冷やす】スポーツ選手が夏を乗り切る方法

このブログはプロモーションリンクを含むときがあります


今朝の阪神間は、昨日の雨のおかげでしょうか、涼しい風が流れていて心地よいです。

昨日の朝は鳴いていなかったセミですが、今朝は6時15分過ぎから鳴き始めました。セミの声を聞くと、気分的に暑くなりますね。

ただ、この一週間の予報はで35度を超えること日ないようで、少しほっとしています。とはいえ直射日光の下では軽く35度は超えるでしょうから注意は必要です。

近畿地方の2週間天気 - 日本気象協会 tenki.jp

さて、年々暑くなっている夏の暑さ対策ですが、屋内で仕事している人間と、スポーツ選手では対策のレベルが異なりますね。昨日今日と連続で手掌前腕冷却の話題が周りで出てきたので、メモ代わりにご紹介したいと思います。

夏休みで外遊びも多くなる時期ですので、体温を下げる方法は把握しておきたいものです。

手掌前腕冷却とは

手掌とは手のひらのことです。前腕とは肘から手首までの腕のことです。ちなみに肘から肩までの腕を上腕と言います。

指や手のひらから前腕は、体積の割には表面積が多いので、そこを冷やすことで効率よく体温を逃がすことが出来ます。

スポーツ現場では、大きめのクーラーボックスに10~15度程度の冷水を入れて肘までつけて冷却するのを推奨されています。冷たすぎると痛みを感じます。個人差も多いので、適当に調整してくださいとのことです。

クラッシュドアイス(アイスラリー)による内部冷却

クラッシュドアイスとは、氷とスポーツドリンクをミキサーにかけて魔法瓶で保存し、飲むことで体の内部から体温を下げる方法です。特別な機械で作られたものをアイスラリーと呼ぶそうです。下記の日本スポーツ振興センターのPDFのリンクを参照してください。

水分補給と体内の冷却が、同時に出来るので良いですね。水筒の冷たい水だと5~10度でしょうか。クラッシュドアイスなら0度近く冷えていそうです。

その他(追記2023年7月20日

救急救命士さんの講習を聞いた時に、熱中症対策のことをいろいろ聞きました。

大きい血管を冷やせとのことです。大きい動静脈で体表に近いところと言えば、首(頚動脈)脇の下(腋窩)、足の付け根(鼠径部)です。脇や首は頭(脳)に近いぶん、効果的かもですね。

大変面白い講義でしたが、20年も前の事でほとんど忘れてしまったが残念です。

まとめ

以上をまとめると、熱中症にならないためには、

  • シャーベット状のスポドリを飲みながら
  • 首や脇をアイスノンで冷やして
  • 手を氷バケツにつける

といいようです。

くれぐれも凍傷にはご注意ください

夏場のレジャーや運動時には氷を忘れずに!

参照リンク

weathernews.jp

日本スポーツ振興センターのレポート(PDF)

余談

ラソンにはまっていた10年前、足が止まって走れなくなったことがありました。夏場の10kmコースの残り3kmで、とぼとぼ歩くと小一時間かかります。汗だくのランニングウェアで、恐縮しながら電車で帰ってきたことがありました。

不思議なことに、一度走れなくなっても公園の水道でふくらはぎに水をかけて冷やすと、少し復活して100mほど走れるのです。ミトコンドリアの適正温度が37度程度とのことなので、ふくらはぎがオーバーヒートしてエネルギーを作れなくなっていたのでしょう。

エネルギー代謝とミトコンドリア機能(PDF)

こういうときにクラッシュドアイスがあれば、無事に走って帰れたかもしれません。そしてふくらはぎのオーバーヒートですから、この場合は手掌前腕冷却ではなく、足からふくらはぎを凍りバケツに突っ込むのが一番良さそうです。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村