ATOKはビジネス文書用の設定と日常会話用の設定を切り替えることができます。ATOKをオンとオフで使い分けできるということです。
たとえば仕事の文章には「ら抜き表現(言葉)」は推奨されない業種もあると思います。ATOKの校正支援によって「ら抜き表現」の指摘や自動修正を行ってくれます。
しかしブログを書くときには、かっちりした文章が続くと気軽に読みにくいかもしれません。一時的に「表現モード」を話し言葉に代えると、それらの校正支援が緩やかになります。
本記事ではATOKの表現モードの切り替え方と、簡単に切り替えできるように、キーボードショートカットの設定方法を解説します。
ATOKのら抜き表現の指摘・さ入れ表現
「食べれる」と「食べられる」。どちらでも意味は通りますが、らを抜かない方が丁寧な言葉遣いとされています。
また、「着せる」を「着させる」のような使い回しを「さ入れ表現(言葉)」といいます。ATOKではら抜き表現とさ入れ表現に対して、指摘または訂正が行えます。
「ら抜き表現(言葉)」の校正支援はATOKプロパティから設定する
校正とは文章を修正することです。ATOKによる校正支援の設定は、「ATOKプロパティ」から変更します。Ctrl
+F12
で開きます。いくつかの開き方がありますが、その他の開き方は過去記事を参照ください。
1.「校正支援」タブ>2.誤りチェック>3.指摘する>4.個別設定
こちらで設定すると、指摘や自動的に訂正するようにできますが、ラフなブログ記事では、校正機能を一時的にオフにしたいときがあります。その場合は「表現モード」の変更で「話し言葉」にすることで、「ら抜き表現(言葉)」を指摘または訂正を停止する事ができます。
ATOKの現在の表現モードを確認する方法
現在のモードはATOKのメニューバーで確認できます。
ここをクリックすることで表現モードを切り替えることが出来ます。全部で9種類の表現モードが選べます。
ATOKプロパティで表現モードの設定
表現モードの設定は、「ATOKプロパティ」から変更します。Ctrl
+F12
で開きます。その他の開き方は過去記事を参照ください。
プロパティ画面から、表現モードの設定画面を開いて設定を行います。
デフォルトでは、すべての話し言葉が選択されています。私は標準語と関西弁と河内弁のトライリンガルなので、一般的な話し言葉と関西弁のみを選択しました。
選択した表現モードが表示されました。
キーボードショートカットを設定する
ガシガシ文章を打ち込んでいる最中にマウス操作をするのも野暮なので、キーボードショートカットを設定します。
キーボードショートカットは「ATOKプロパティ」から変更します。Ctrl
+F12
で開きます。
ショートカットキーの設定をCntl
+L
にしました。テキストエリアでIME(日本語入力ソフト)がアクティブになった状態でCntl
+L
を押すと下記の様にメニューが出現します。
リンク先
ジャストシステムのFAQ
言葉の定義
まとめ
オン(仕事)ではATOKの訂正機能を使って「ら抜き言葉」を訂正し、オフ(ブログ)では少し砕けた言い回しを使う。それらのオンとオフで使い分けを簡単にできるように、表現モードの切り替えにショートカットキーを割り当てました。