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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

フリーライティングの文章をChatGPTでマインドマップにする

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一人で行うブレインストーミング的な活動のメモ書きです。フリーライティング中に、殴り書きしたメモをChatGPTによってグループ分けして、マインドマップでまとめてみることを思いつきました。作業フローのアイデアを記録しておきます。

殴り書き的なメモを取る

電車移動の日には、時間調整のためマクドナルドでPC作業をすることがあります。空いた時間を利用してメモを取ろうと思い、オフラインでWindowsメモ帳に箇条書きのメモを取りました。

メモ取りがクリエイティブな作業かどうかは不明ですが、前日に読んだ記事にクリエイティブな作業をする際にはオフラインにすると効率が上がるとありましたので、早速試してみることにしたものです。

オフライン作業の体験談

もともと劇団ひとりが「ネットにつながると書けない」と言ってやっているのを見て、試しにやってみたんですよ。僕はアイディア出しのときだけですが。あとは、アナログのメモ帳だけ持って行きます。30代から40代前半までは手書きのメモに起こして、最終的に手書きのメモをMacに打ち込んでいたんですが、いつの間にか全部デジタルに変えちゃっていたんです。そしたら、40代前半、すごく気が散ることが多い、集中できていないなと思うことが多くて。これはやっぱりデジタルに侵されすぎているなと思ってから、意図的にポメラに切り替えたり、仕事する時間帯を早朝に変えたりするようになりました(プロデューサー佐久間宣之さん談)

手軽なオフラインメモにWindowsメモ帳を使う

オフラインというかSNS等の通知が来ないエディタといえばポメラが有名ですが、手元にありません。オフラインのPCでメモ帳でフリーライティング的にメモしました。15分後に電車が来るので、10分のタイマーをかけて書けるとこまで書きました。

フリーライティングとは

決めた一定の時間内に、考えていることを途切れることなく書き続ける活動。文法や誤字脱字、内容の正確さは二の次にし、アイデアや思考を自由に表現することで、アイデアを引き出す方法です。

イデア大全で読みました。

実際に書いたメモがこちら

フリーライティング的に書いた14行のメモがこちら。思い浮かんだことを書き続けてみました。

思いつくままま15〜30分頭に浮かぶ文字や文章を書き続けるフリーライティング。打ち間違いの修正もしない、改行も打たないのが作法だったように思います。今回は、後々の活用のことを考えて改行を入れて箇条書きにしておきました。時間も10分程度。

イデアのメモをChatGPTにまとめてもらう

一仕事を終えて事務所に帰ってきたので、ChatGPTにまとめてもらいました。

Windowsメモ帳に書いたテキストを、ChatGPTに貼り付けて、グループ化してまとめるようにお願いします。またMarkdown形式のファイルとしてまとめてもらいました。

フリーライティング的に書いた、順番もメチャクチャな 14行のメモですが、ChatGPTに投げると内容を汲み取ってそれなりにまとめてくれます。

今回マクドナルドでふと思いついた「箇条書きメモをChatGPTにまとめてもらえはいいんじゃね?」というメモを実行してみたことになりますね。

Markdownファイルする利点は、マインドマップソフトのXmindで取り込んだ上で、追加や修正が簡単にできるからです。

下記はXmindのアウトライナー(箇条書き)編集画面です。ChatGPTがまとめ損ねた部分や階層構造などを編集できます。赤枠で囲った部分が今回の思いついた「箇条書き文をAIに編集させてマインドマップ化する」部分です。

マインドマップ画面です。画像はツリー図です。このようにチャートにして全体像を眺めたり、アイデアを膨らましたりもやりやすいですね。

ファイルをXmindAIにアップロードすることも出来るので、さらにアイデア出しをAIお任せすることが出来ます。

校正作業は重要。お一人様職場だからこそAIに頼る

書籍が読みやすいのは編集者に一度目を通してもらうから

プロによって書かれた文章は読みやすいものが多いです。書籍化されたものは、ほとんど誤字脱字がなく、用語の一貫性も保たれています。Kindle Unlimitedでは、素人でも出版できる仕組みがありますが、それによって質のばらつきを痛感することがあります。

出版された本が無料で提供されることもあれば、誤字や脱字が多い私のブログのような品質の書籍も見かけます。出版された本が一般に読みやすいのは、編集者による編集や校正作業が施されているからです。これにより、間違いが修正され、言葉の意味が整理され、文体も統一されます。

AIに投げることで客観的に観ることが出来る

自分の欠点は見つけにくい

自分で書いた文章の校正(誤字脱字チェックを含む文章の改善)ほど難しいものはありません。ATOKの校正クラウドツールに校正するようにしていますが、iPhoneからブログをアップするときは使えないので、誤字脱字が多くて恥ずかしいかぎりです。見直していても見逃すことが多いのが自分の書いた文章です。

他人の欠点は目につきやすいところを逆に利用しよう

メモレベルの文章であっても、個人で完結することなく、一度AIによる構成や編集の過程を経ることで、厳密には自分が書いた文章ではなくなります。AIを利用することで、一人で作業していても複数の視点を持つことが可能になります。

自分の欠点はなかなか客観視できませんが、他人のは目につきやすいものです。AIに投げること、これによりもう一度客観的に見直すことが可能になります。文章が改善されて読みやすくなることのメリットは大きいでしょう。

まとめ

誤字脱字を気にせずに書き殴るフリーライティング中に、箇条書きメモをChatGPTを使ってマインドマップにする方法を考えました。

自分が書いた文章が広がらないときでも、編集・校正することで、客観視することが出来てさらに文章が洗練することが可能。現に今年の芥川賞受賞作品ではChatGPTを用いて執筆したことが話題になりました。

時代は先に行っているなぁ。