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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

8月24日はラグビーの日でした。

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トヨタの車は、エンジンをかけると「今日は〇〇の日です」と話しだします。

先日のトヨタナビの「今日はなんの日」は「ラグビーの日」でした。ラグビー経験者の私も初めて聞く「ラグビーの日」。いつできたのか?なぜ8月23日がラグビーの日なの?いろいろ気になったので調べました。調べている内に数日がたちましたが、せっかくなのでアップします。

8月24日はエリスくんがボールを手で抱えて走った日→ラグビーが生まれた日

最近のナビはスマートスピーカー的な使い方が出来ます。「へいトヨタ、今日は何の日?」と聞くと画面で教えてくれました。

イギリスの私立学校「ラグビー校(Rugby School)」のエリスくんがフットボールの試合中にルールの規定以上に試合中にボール持って走りだしたのがラグビーの起源と言われています。そしてその日が「1823年8月24日」だったのです。

エリス氏の唯一の肖像。Illustrated London News掲載

ちなみにラグビー発祥に関わったラグビー校は今でもあるそうですよ。

イングランドの中央部にあるラグビー

サッカーとラグビーが分裂確定したのはエリス君事件の40年後

「サッカーの試合中にエリスくんが突然ボールを持って走り出した」と、昔聞いたこともありますが、現状は少し異なるようです。

プライベートスクール各校それぞれのルールが混在し、フットボール協会という団体のなかにサッカー的なルールとラグビー的なルールが共存していた時代もあったそうです。決してサッカーからラグビーがひょこっと生まれたのでは無いようです。

Wikipediaによると、

なお当時の(ラグビー校の)フットボールは手を使うこと自体はルールとしてそれ以前でも許されていた。エリス少年がルールをやぶったとされるのはボールを手で扱うことではなく、ボールを持って走った行為である。しかしその行為がサッカー(ア式蹴球)とラグビーフットボールラ式蹴球)を分化したことにはならない。

ウィリアム・ウェッブ・エリス - Wikipedia

エリスくんがボールを持って走ったのは1823年、ラグビーとサッカーが明確に分かれたのは1863年。その分裂した原因も手で持って走ることでは無く、ハッキングという走っている選手を足で蹴って倒すという行為だったそうです。聞くだけで痛そうな乱暴行為です。その後ハッキングの継続を臨んだラグビー協会がフットボール協会から脱退した形でサッカーとラグビーが分かれたとのことです。

ハッキング (ラグビー) - Wikipedia

フットボールは野蛮なスポーツ?

フットボールの起源もいろいろ書かれています。大昔に何冊か読んだ記憶を頼りに書きます。出典は思い出したら書き足します。

  • 戦死した兵士の頭を蹴ったことから始まった
  • 町対抗戦で、人数の上限はなかった
  • いつの頃からか豚の膀胱に空気を入れたボールを使うようになった
  • ボールを手で持とうが足で蹴ろうがなんでもありだった

お祭り的なボール遊びが、スポーツになっていく中で、手の使用の禁止やネットを張ったゴールを設置するなどのルールが制定されたと記憶しています。学校の中で他校との対抗戦として行われる中でルールが作られていったとも。

諸説あるそうですので、個人の範囲内でお楽しみください。

tenki.jp

ラグビー経験者が知らないラグビーの日

いつから誰がラグビーの日を制定したのか、周りにも聞いてみましたが誰も存在すら知りませんでした。なにしろ日本ラグビー協会すら言及していませんでした。

日本ラグビー協会も特に言及なし

日付指定で検索してみたところ、2016年まではラグビーの日について全く言及ありませんでした。

2017年頃に日本天気協会のブログで言及があるので、その当たりで広告代理店がキャンペーンを行っていたのかもしれないと邪推しています。

余談:花園ラグビーの日

2019年9月22日に日本でワールドカップラグビーが開催されてことを記念して 9月22日を「花園ラグビーの日」と制定したそうです。

www.city.higashiosaka.lg.jp

バスケットボールワールドカップ開催中

昨日バスケットボールも初日が出ました。ヨーロッパ勢に初めて勝ったとのこと。おめでとうございます。ラグビーのワールドカップも間近なので、楽しみです。