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高校ラグビー決勝戦: 桐蔭学園 vs 東福岡

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1月7日に高校ラグビーの決勝戦を見てきました。

花園ラグビー場の隠れ名所、103の歴代優勝校の校章が並ぶモニュメント

近鉄東花園駅から花園ラグビー場に向かいます。ラグビー場のある公園に入ってすぐ右側にあるラグビーの森には、是非見てもらいたいモニュメントがあります。

そのモニュメントとは奥には歴代優勝校の校章を並べたもの。

レリーフに書かれているのは選手たちと優勝旗、そして先代のラグビー場です。さすがに103回大会の全てに思い出はないですが、思い出深い大会はいくつかあります。

100回大会は桐蔭学園、101回は東海大仰星、102回は東福岡、最近の強豪校が並びます。今大会の優勝校はこの横に並びます。

関西勢のいない決勝戦はさみしい

本日行われるのは決勝戦1試合のみ。関西勢はいないためキックオフ1時間前の正門前も比較的空いています。

トーナメント表。ベスト8で再抽選が行われるので、少し変わった山形になります。本日頂点が決まります。

北側スタンドから、スコアボードを見上げてみましょた。

ゴール裏から観戦すると選手目線で見ることができます。約束があったのでメインで見ました。

試合展開を振り返ります(長文)

自陣からフェーズを重ねて攻め込む桐蔭学園と、自陣22メートルあたりできっちり仕留める東福岡のディフェンスが対峙します。

桐蔭学園は伝統的に高いランニングスキルを持ち、それが準決勝までの得点の原動力です。まっすぐ走っているのに止めれない、ディフェンス泣かせのランニングはトレーナーの手塚一志さんの理論を取り入れているそうです。

勝戦でも序盤から桐蔭学園は攻め続けました。各フェーズごとに1~5mずつディフェンスラインを下げさせられた東福岡でした。最高23フェイズを重ねて50m〜60mゲインする桐蔭学園のアタックが上回っているように見えました。

しかし、東福岡陣の22メートルまで迫られると、東福岡のディフェンスが強固になります。

東福岡は自陣ゴール前になるまでは、桐蔭学園の深いキックに対応するために後方にもディフェンスを配置する必要があります。自陣ゴール前になると、カバーするエリアが減り、ディフェンスがコンパクトになり、守りやすくなります。

反対に桐蔭学園は自陣からパスとランニングで攻め込んでくるまでに10~20フェーズをかけていますので、相手ゴール前まで進むのに2分以上プレーを続けています。長時間のインプレー時間が続くと、ミスも起こりやすいです。桐蔭学園はボールを前に落とすノックオンや、タックル後にボールを奪われるジャッカルされてボールを何度も失いました。

攻めていても点が取れないと攻め疲れが起こる

ラグビーは攻め疲れというものがあります。ボールを持って走り回っていると、攻撃側が優勢に見えることがありますが、ミスを犯すことも多いです。実際、攻撃時間が長くても、桐蔭学園はワントライしか得点できませんでした。東福岡が上手に守ったと思います。

ラインアウトの攻防は東福岡が制す

また、東福岡のラインアウトディフェンスが桐蔭学園の攻撃の目を潰したことも接戦になった理由の一つです。東福岡の190cmのロック4番の選手は接戦の立役者と言えるでしょう。

下記写真はJ SPORTSの中継画像を写真でとったもので、桐蔭学園ボールのラインアウトでしたが、競り負けた東福岡4番が桐蔭ジャンパーの視界を奪ってキャッチを失敗させたシーンです。解説の野澤さんがその頭脳プレーを説明されていて、そういうことやっている選手と見ている解説者の両方に感動しました。

最終的に桐蔭学園ラインアウト成功率は50%(14回中7回成功)でした。一般にはラインアウト成功率は低くて70%、90%以上の試合も少なくありません。成功率50%はチャンピオンチームとしてはかなり良くないスタッツです。東福岡のラインアウトは、特にディフェンスが、素晴らしかったといえます。

最終スコア

最終スコアは桐蔭学園が1トライ、1ペナルティーゴールの計8点、東福岡は1トライのみの5点でした。僅差の展開であり、緊迫した試合でした。東

福岡の不運なミスがゴール前で起こったところをきっちりトライにできたし、いい時間帯にペナルティーゴールで加点できたところで、桐蔭学園が勝利したと思います。

繰り返しになりますが、桐蔭学園のトライは、東福岡の不運なミスから生じました。桐蔭ボールを奪ったあと、東福岡はキックによる陣地挽回ではなくて、ゴール前からの攻め上がり時を選択しました。たまたま走るコースに怪我人がいたので、一瞬気を取られてノックオンしたボールを桐蔭が鮮やかに奪ってトライを奪いました。

一方、東福岡のトライは桐蔭学園のディフェンスを崩したものでした。

どちらが勝ってもおかしくない試合展開を最後まで続けてました。試合の終盤は東福岡が攻め込み、桐蔭学園が守る構図でしたが、桐蔭学園が逃げ切り、優勝を果たしました。

連戦続きで疲労もあるなか、素晴らしいプレーを見せてくれた選手たちです。3年生はゆっくり休んでください。1・2年生は新人戦向けて上手に時間を過ごしてください。

まとめ

今大会は初日、30日、1日、決勝戦と4日間で8試合観戦しました。

全試合面白かったですが、全国大会といえども1・2回戦は実力差が大きい試合も多くありました。また隔日開催は選手の負担も大きいでしょう。野球の甲子園もそうですが、都道府県対抗から地区対抗にすればいいのにと思います。

今年は、寒い日が無く観戦日和が続きました。コロナ対策がない大会でしたので、観客もたくさん戻ってきました。日常が帰ってきました。

なんだかんだいいながら来年も行く予定です。