いよいよ先週から始まったJリーグです。仕事のためホーム開幕戦は観に行けず、DAZNの見逃し再生でかいつまんで観戦しました。
第1節の見どころを2つピックアップします。最初に私の応援するセレッソの試合、そして15年ぶりにJ1に復帰し東京ヴェルディの試合前に川渕元チェアマンが号泣した話です。
セレッソ大阪VS東京FC
SOFASCOREのデータを引用します。
小菊監督になってから、後半戦はずっと苦戦続きです。昨シーズン後半からガンバ以外勝ててません。
先発メンバー(セレッソは新加入選手3名)
ルーカス(77)、田中(10)、登里(6)が新加入選手です。
雑感
セレッソの433は4-1-2-3のアンカーシステム。昨年まで香川がやっていた中盤の底、アンカーポジションを今シーズン札幌から加入した田中選手が入ることによって、香川選手は1つ前のポジションで上手にボールの出し入れをすることができるようになっていました。
4123のフォーメーションの場合、アンカーの両脇が弱点になるのですが、新加入の左サイドバック登里選手が内側にポジションを取ることで相手の守備からのボールの逃げ道を作り優位な試合運びができました。
また右のウイングのルーカス選手は豊富な運動量で、活躍していました。
新加入選手の3人(田中、登里、ルーカス)が躍動して新たな戦い方が見えてきました。
ただ、今年も怪我人が出てしまいました。キャンプ終了直前に進藤選手の筋肉系の怪我の発表があり、元日本の清武選手がサブにも名前がないなど、中心選手の離脱が続いています。
長いシーズン、年々フィジカルコンタクトが増加する試合展開、高年齢化すると怪我がちになります。高年齢化が進むセレッソの編成ですが、今年は最後まで息切れせずにシーズンを終われるのか、最後まで見届けたいと思います。
スタッツ
項目 | セレッソ | FC東京 |
---|---|---|
ボール支配率 | 60% | 40% |
シュート | 17 | 7 |
うち枠内シュート | 5 | 2 |
アタックモメンタム(攻撃の勢い)
アタックモメンタムもほぼセレッソが圧倒するものの、ひっくり返された時に弱いという、ここ最近よく見る光景が再現されています。
攻めるけど勝てない。FC東京のMF71番「荒木遼太郎」選手に2本も決められて2-2の引き分けに終わりました。
今週末は鹿島(アウェイ)です。最近は鈴木優磨選手にやられまくっているのですが、彼は頬骨骨折てフェイスガードをつけての出場になりそうです。本調子ではないので、ここは勝って欲しいものです。
東京ヴェルディ対横浜Fマリノス
31年前のJリーグの開幕戦と同じカード(東京ヴェルディ対横浜Fマリノス)の試合が行われました。試合に先立って行われたセレモニー。川淵元Jリーグチェアマン、涙の「お帰りなさい東京ヴェルディ」が感涙ものです。
「Jリーグのより一層の発展に向けて、どうかみなさん力を貸してください」
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 25, 2024
Jリーグ開幕戦を記念し、東京ヴェルディvs横浜F・マリノスの試合前に
初代Jリーグチェアマンを努めた川淵三郎氏よりあいさつをいただきました🎤#東京ヴェルディ #横浜F・マリノス #Jリーグ開幕 pic.twitter.com/Lf93ha6hJD
元チェアマンの涙に思うこと
Jリーグだけではなく、揉めに揉めたバスケットボール界をBリーグとしてまとめた川渕元チェアマンです。彼が背負った責任と苦労の大きさ・重さは、私には推し量ることもできなません。あの涙の「お帰りなさい」の一瞬に色々思い出すことがあったんだろうと思うと、こちらまで胸が熱くなります。
Jリーグからワールドカップ優勝につながる道
ワールドカップ日本代表の今日の活躍は、Jリーグ開幕戦のあの日から始まったと言っても過言ではありません。閑古鳥の鳴いていた日本サッカーリーグから一歩を踏み出すこと、そして続けることで選手たちは成長し、世界が見えてきました。いつの日かワールドカップで優勝する日が来るのでしょう。
その日の喜びをより感じるために、土曜日の試合に行けないのにシーズンシート買って今年もセレッソを応援したいと思います。(行けない試合のシーズンシートは公式サイトでリセールしています)