会社設立時には定款の作成が必要です。初めて作る会社につき、やることなすこと初体験です。つい最近まで定款を知らなかった、世間知らずの個人事業主のログです。
定款とは
定款とは、会社を作る時に決めるルールのこと。この会社が何をする会社なのか、お金はどうやって集めるのか、誰が大切な決定をするのかなど、いろいろなルールを決めて、書いた文書を「定款」と呼びます。
定款のテンプレートの活用
検索すると各種のテンプレートが存在します。いくつか目を通して雰囲気をつかんでおきましょう。
確定申告サービスのFreeeで、定款のテンプレートを見つけました。下記リンクの解説文と書き換える文章で文字色が異なるので、作業内容が分かりやすいです。
マネーフォワード会社設立ではフォームを埋めるだけ、簡単に定款が作成できた
「さあ、定款作るぞ」と身構えていたのですが、最初に入力したフォームの内容で定款が作成されていました。拍子抜けするほどに簡単でした。
マネーフォワード会社設立の入力画面
前回の記事ではWebブラウザのスクリーンショットでしたが、今回はスマホアプリ版をアップロードしています。スマホで入力できるカジュアルさ、会社作りの敷居が下がったことが実感できます。
ステップ1のらワークフロー
会社名と所在地
代表と出資金。合同会社では取締役は存在せず社長という呼称も無いようです。社長=代表社員となります。
資本金と決算。設備投資の少ない仕事なので大量の借入を必要としません。せっかくなので一円起業してみようかと考えていますが、最終判断は税理士さんと相談の上決定します。
決算期を決める
事業目的を入力します。ここは熟考が必要です。
内容の確認
内容の確認
完成した定款
フォームを埋めるだけで定款が完成しました。拍子抜けするほど簡単でした。この定款がそのまま電子申請に使われます。
リファレンス
ChatGPTに書き方をまとめてもらいましたので、最終確認時に使いたいと思います。
定款の目的
- 事業の目的の明確化
- 合同会社が取り組む事業範囲を定義します。
- 運営の基本ルール設定
- 出資者(社員)の権利・義務、運営構造を定めます。
- 法的枠組みの遵守
- 合同会社の設立・運営に関わる法律の要件を満たします。
必要な内容
- 会社名
- 「合同会社」または「LLC」を含む名称。
- 事業の目的
- 具体的な事業内容の記述。
- 本店の所在地
- 主たる事務所の位置。
- 出資の総額
- 社員が出資する金額の総額。
- 社員の情報
- 氏名や住所などの基本情報。
- 業務執行社員
- 業務を執行する社員の指名。
- 決算期
- 会社の決算期。
- 公告の方法
- 公告を行う方法(例:電子公告)。
提出先とその書き方
法務局への提出
書き方のポイント
- 明瞭性
- 用語は一般に理解しやすく明確に使う。
- 完全性
- 法律で定められた必須事項を全て記載する。
- 柔軟性の活用
- 合同会社の運営に関する規制が少ないため、事業に合わせた運営規則を設けることができます。
まとめ
端折った部分もありますが、スピーディーに申請手続きが可能でした。決算期の関係もあり、申請までは余裕があります。資本金は本当に一円で行くのか、事業内容も漏れはないか、もう少し考えおきたいと思います。