Nortonにはずいぶんお世話になっています。この多機能すぎるWebアプリを一言で表すことは難しいのですが、私は主にWebクリッピングツールとして使っています。
そのNotionですが先日ページのプロパティをAIが自動生成する機能が追加されました。これがかなり便利な機能なのです。クリッピング後(すこし時間はかかりますが)自動的にAIが各種の作業を行ってくれます。具体的な内容は下記にリストにしました。
- サマリーを作成:ページを開く前に概要がわかります
- タグ付け:フィルタリング(検索)の必須項目です
- 頻出単語のリストアップ:フィルタリングに使います
- 人名の抽出:文献等では人名で検索したいときがあります
- タスクリスト作成:音声文字入力したテキストからやることリストが自動作成されます
AIにお願いする作業はカスタマイズ可能ですから、アイデア次第でもっといろいろ出来ると思います。資料まとめといて!ってお願いできないフリーランスには本当に助かる機能です。
Notionのページのプロパティとはなんぞやとか、AIの設定方法など、詳しく見ていきたいと思います。
Notionのプロパティ設定
Notionには秀逸なWebクリッピング機能があります。調べ物をしているときに参考になる記事をいくつもクリッピングしていると、数日前の記事は下の方に埋もれていきます。
検索機能もあるのはあります。ワークスペースの中を横断的に検索できるのですが、検索のオプションが少ないこともあり、あまりうまく使いこなせていません。同じような記事がいくつもあると、お目当ての記事にたどり着けないことがります。簡単にクリッピング出るがゆえの悩みです。
その問題もフィルタリングによって改善します。Notionデータベースのプロパティによるフィルタリングです。以下にプロパティの設定方法をまとめます。
データベースのプロパティを設定する
上述したように、クリッピングした記事をデータベースの中にためていくようにしています。データーベース内の各ページにはプロパティを設定出るので、それを元にフィルタリングすることで、必要な記事にたどり着くことが出来ます。
ここではプロパティの設定方法を紹介します。
これらのフィルタリングした設定は、タブとして保存できます。現在進行中のタブを作っておくと、すぐにアクセスが出来るので作業がはかどります。
上記のタブ画面を表示させるためのフィルタが下のスクリーンショットになります。「含まない」フィルタリングは個人的な記事のため割愛しています。
設定できるプロパティ
プロパティはかなり自由に設定できます。私もすべて把握していませんが、計算機能もあり、その機能を使ってタスク管理の進捗のグラフを作ったり、家計簿を作ったりしてる人もおられます。それぐらい多機能で自由度が高いです。
下のスクリーンショットが、今メインで使っているデーターベースのプロパティです。赤枠内が最近設定したAIが自動生成するプロパティです。
- AI:要約
- AI:tag
- AI:アクションアイテム
- AI:人名
- AI:頻度の高い単語
- Rating
- Status
- URL
- コメント
- タグ
- リマインダー
- 住所
- 作成日時
- 日付
- 曜日
- 曜日(日付)
- 最終更新日時
- 金額
Notion AIが行なうプロパティ作成
AI要約機能
デフォルトで自動要約機能が用意されています。
面倒なタグ付け作業から私を解放するAIタグ付け機能
フィルタリングによって、検索より確実に目的のファイルを探せます。ただすべてのページにタグ付けするのが面倒でした。
頻度の高い単語のリストアップ
タグと一部被りますが、一番多く使われる単語はその文章の根幹をなします。
人の名前をリストアップ
Johnさんの論文どこだっけ、というように探す際に便利になります
一部のWebはリンク先の記事までクリッピングしてしまう
はてなブログを取り込むと、過去記事まで一括で取り込んでしまいます。具体的には私の8/22の日記をクリッピングすると、台風の話題と検索エンジンを変更している記事を含めてサマリーを作っています。
取り込みすぎた部分を手動で削除したら、サマリーとタグが適切になりました。
この現象の解決策はまだわからないので、手動で消しています。
まとめ
Webクリッピングのタグ付とサマリー作成が自動化によって、資料の整理がより実用的になりました。これまでも業務上の資料整理に苦労していましたのて、これでずいぶん資料探しの手間が減ることを期待しています。
追記(2023/11/06)
アイキャッチ画像作成
プロンプト
複数のウェブページを管理し、要約を作成し、タグ付けし、名前を抽出するデジタルアシスタントの様子を描いた、クールな雰囲気が加わったワイドスクリーンのイラスト。AIアイコンを中心に、タスクを表示する洗練された未来的なテキストボックスが、モダンで抽象的な背景に配置され、AI技術の洗練さと効率性を強調している。
A widescreen illustration with an added cool vibe, showcasing a digital assistant managing multiple web pages, creating summaries, tagging, and extracting names. The AI icon is central, with sleek, futuristic text boxes displaying tasks, set against a modern, abstract background emphasizing the sophistication and efficiency of AI technology.