43号線を西へ東へ

フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

運転中にエアコンが切れていて、死にそうになった話

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昨日の帰宅時の運転中、珍しく睡魔に襲われました。特に睡眠不足でもありませんでしたし、その日の仕事も通常業務で激しく疲れたわけではない。でも、ほんの一瞬寝落ちするのです。

国道43号線の制限速度は40kmです。1秒間寝落ちしている間に11m進みます。わずかな間でも意識が飛ぶのは危険極まりないことです。

結論から言うと、睡魔の原因は車内の二酸化炭素濃度が高くなっていたことでした。というのも、うっかり車のエアコンと送風をオフにしていたのです。

冷暖房が不要なすごしやすい季節になると、車のエアコンを消すことは多いと思いますが、窓も開けず送風まで消すと換気が行われません。逆にいうと、車の気密性の高さに驚きました。

二酸化炭素濃度が高まると、驚くほどすっと寝ることができる。運転中に起こると最悪死につながる怖い話しです。普段は空気の存在をあまり意識しませんので、なおさら怖いことだと思いました。

エアコンと送風を消したわけ

涼しかったので、エアコンと送風も消してしまってました。

下の左の写真がエアコンオフ、右の写真がエアコンがオンの状態です。睡魔が襲ってきたときには、左側のエアコンオフ(送風も)の状態で走っていました。

客先に行くときには、早めに行って駐車場で待機します。車内でできる仕事をするときは、車載のWi-Fiを使ってPC作業中をしているので、ハイブリッドシステム(エンジン)をオフにできません。

ハイブリッド車は、基本的には停車中はエンジンを回さないのですが、エアコンをつけているとハイブリッドの電池が減るため、定期的にエンジンをかけて充電を行います。そのように停車中にエンジンが回ると、走っているわけではないので確実に燃費が下がります。

ガソリンももったいないし、外は涼しくなっているのでエアコンを切ってPC作業をしていました。仕事が終わって車に戻ってからも、エアコンオフにしていたことに気付かずにそのまま帰宅。

睡魔が襲ってきたのは、ハイブリッドシステムを起動したあと、10分ほどPC作業をして、走り出してから15分ほど走行した頃でした。

若いときに、睡眠不足で運転中に寝落ちの経験が何回かあります。そのときは幸運にも無事故ですみました。いい大人になって事故を起こしたくないものです。

寝落ちするほど疲れてないはずなので、最初に疑ったのが睡眠時無呼吸症候群でした。

睡眠時無呼吸症候群か?

日中突然眠たくなると、睡眠時無呼吸症候群を疑ってしまします。以前はそのような状態になることもありましたが、糖質を取り過ぎない食生活に変えてからは睡魔に襲われることはなくなっていました。

睡魔がきたときは、また症状が出てきたかと少し焦りましたが、空気の入れ換えをしたことで睡魔も吹き飛んだので、二重に安心しました。

二酸化炭素濃度と傾眠(睡魔)

せっかくの経験ですので、今後につなげたいと思います。二酸化炭素濃度はどれくらい高まったら眠気が出てくるのか調べてみました。

先日アップデートされたWebブラウジングするChatGPT に調査を依頼しました。AIはたまに嘘をつくというのが9月までの常識でしたが、Bing検索してWebページを参照して答えを出してくれるようになってからは、情報の取得先が明示されるので、信憑性が高まりました。

以下、ChatGPTの回答です。

二酸化炭素の濃度が増加すると、人々は傾眠を感じる可能性があります。特に、二酸化炭素の濃度が1,000ppmから2,500ppmの範囲になると、一般的に傾眠が現れると報告されています 。この濃度範囲は通常の屋内環境での二酸化炭素濃度よりも高いため、適切な換気が行われていない場所や、多くの人々が集まる場所で傾眠を感じる可能性があります。

具体的な濃度についての情報は以下の通りです:

• 通常の屋外レベル: 350 - 450 ppm
• 許容範囲: < 600 ppm
• 不快感や臭いのクレーム: 600 - 1000 ppm
• **一般的な傾眠: 1000 - 2500 ppm**
• 健康への悪影響が予想される: 2500 - 5000 ppm .

これらの濃度は、環境や個人の感受性によって異なる効果をもたらす可能性があるため、ご参考までにしてください。

二酸化炭素通常の3倍になると眠たくなる。ちなみに1ppmは0.0001%なので、空気中の0.1%以上二酸化炭素が占めると睡魔が来る計算になります。

無色無臭な二酸化炭素ですから、人間の五感では関知はできないですが、換気を心がけるという生活習慣が大事であるということが身をもって理解できました。

まとめ

車の窓を閉めて状態でエアコンの送風をオフにすると、乗車後20~30分後に睡魔に見舞われる事象に遭遇した。送風を再開して窓を開けるなどの喚起作業を行うことで、その後の睡魔は再発することはなった。その状況から、車内の二酸化炭素濃度の上昇によって睡魔が誘発されたことが推察された。安全運転のためには喚起を心がける重要性が確認された。

皆様もどうぞご安全に。