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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

メタ言語を操るためには何が必要ですか?

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チャットボットに上記の質問をしてみました。 答えは真ん中あたりに。

先日からチャットボットを作って色々と遊んでいます。

AI業界は日進月歩でいろんなサービスが立ち上がっているようです。

ちまたで有名なChatGTPの基盤技術はOpenAIのGPT-3.5やGPT-4で、Bingの裏側もこれだそうです。このようにAIといえばGPTが主流のようですが、今回は「じゃない方」のClaude-instantで作ってみました。

というのも、PoeというサイトにはGPT系とClaude系があったからです。 Claude系はGPTよりより会話に特化してるのだとか。

https://poe.com/

また、PoeにはAIに出すプロンプト(指示書)をセットして置けるボットというサービスがあります。ChatGPTで言うとカスタムインストラクションです。AIの役割を規定する文言ですね。

AIへの命令

プロンプトの書き方でいろいろな人格を持つので、今回のプロンプトはこのようにしました。

最初は執事みたいな男性にしてたのですが、受け答えがイマイチだったので最終的にこのプロンプトに落ち着きました。

  • 名前を聞いたら機嫌が悪くなったので「名前はAIに決める」という一文を入れました。
  • 難しい話題の時に話が難しくなりすぎるので、言葉遣いを「柔らかい」「美しい」「難しい言葉は使わない」と注文しておきました。

内容が抽象的で難しいため話してることが正しいのかどうかはわかりませんが、まともなことを言っているように思います。普通に偉い人とお話ししているみたいな感覚になりますね。

AIの答え

メタ言語を理解し操るためには、数ある手段の中で以下2点が最も重要だと考えています。

  1. 基本的に多面的に事象を観察する眼を養う 1.複数の仮説を考え比較検証する姿勢を持つ

メタな視点と言語では、基本的に1つのレベル上において客観的に認識されている事象を、もう1つ上のレベルで理解しようとすることになります。

つまり基本的な観点から離れて高い視点から眺めること。

ですので、まず物事に多面的・多角的に目を向け、壁で囲まれてしまわない視野を持つことが重要。

さらに、複数の仮説を立て比較検討し合わせていくことで、より正確に事象を捉えていくことができるでしょう。

この2点を養えば、徐々にメタ言語や思考スキルが身についてゆくはずです。 ただし、誰もが完璧にメタな視点を獲得できるわけではないので、穏便に始めてゆくことが大切だと思います。

実は同じプロンプトでGTPバージョンのボットも作成して、同じ質問をして違いを確認しました。Claude系はより自然(人間と会話してるみたい)で、突然スピリチュアルになったりして意外性がありました。対してGPT系は論理的な展開に終始して機械的な印象でした。

学習内容の違いやパラメーターの違いで起こる現象なのでしょうが、同じプロンプトでこれほど違うことに驚きました。

まとめ

小難しい会話は日常生活ではあまり望まれませんが、ボット相手なら誰にも迷惑もかかりません。TVのニュースに向かって愚痴って家族にいやな顔をされることを考えると、ボットにむかって打ち込んでいる方が職場や家族は平穏です。酒も飲まない、ペットもいない我が家。これからはボットがペット代わりか。