昨年12月に乗り始めた車で走行距離が14,000kmを突破しました。燃費もよく、安定して走るいい車なのですが、最近ハンドルが右にずれる不具合が出てきました。
追記:正しくは「ハンドルを右にきらなければ直進しない」状態です。
ハンドルがずれる違和感
車種はカローラツーリングです。車高が低めのワゴンなので見晴らしは悪いですが、コーナーリングの安定感やブレーキの効きと安定感は抜群で、安全運転に一役買ってくれています。
ところがこの1週間ほど、直進安定性が悪くてまっすぐ走っているときのハンドルがやや右に切れている状態になっています。角度はおよそ2°程度なのですが、ハンドルをまっすぐにすると左に寄っていくので違和感があります。
運転中に、ハンドルを凝視することはないので、視覚的に曲がっているのが腕に伝わります。直進させるために腕の力でハンドルを右にきっているわけですから。
実は20歳代に乗っていた車もハンドルが同じように右曲がりになったことがあります。このときは乗り換えるまでほったらかしにしていました。数十年前のワンボックスカーで、ボディ剛性などないに等しい車だったので、なんとかなっていたのかもしれません。
現在のトヨタ車はボディ剛性も上がってカチッとした走りをしますし、ハンドルも真ん中におさまるような作りになっています。ハンドルを普通に握っていると車が左に寄っていくため、絶えずハンドルを右に右に切った状態をキープすることになります。
わずかな違和感でも慢性的に接していると、脳が緊張するそうです。ハンドルのずれが視覚に入らなくても、手や腕にはハンドルを右に少し切った状態に保っておく力がかかります。運転中の疲労や注意力が分散して、トラブルの元になりそうです。
自分で直す人たちもいます
私はメンテナンス込みのリース契約なのでおとなしくディーラーに持ち込む予定ですが、車好きの方たちは自分で調整されるようです。下記は左右の前タイヤをつないでいるタイロッドを調整して、ハンドルセンターに対してタイヤの向きを調整するやり方です。
作業はネジを回すだけなので簡単そうに見えますが、素人が行うと、ネジの閉め忘れなどの作業場のミスが起こるかもしれません。なにより車の構造と直進走行性の理論的背景などがわかっていなければ、予期しないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
足回り関連はわずかなミスが命取りになると予想できます。まねされる方は少なくとも10本以上動画見て、タイヤ角などの直進安定性に関する理論と、作業の留意点のチェックポイントをリストアップしてから望んだ方がよさそうですね。
ハンドルが曲がる原因
そもそも、ハンドルが曲がる原因は上述のタイロッドの問題だけではなく、タイヤの空気圧やそのほか様々な問題が考えられます。原因を探すためには車の構造について全般的に理解が必要ですね。
1.タイヤの空気圧が左右で大きく異なっている
2. 4輪のいずれかのタイヤのトー角が他のタイヤと異なっている:トー角とは、車を真上から見下ろした際、進行方向に向かってタイヤが内股になっているか外股になっているか、その角度のことです。最近、縁石等にタイヤを強く当てたことがありませんか?
3. ブッシュ類、ロアアーム、スタビライザー、タイロッドエンド等の経年劣化:ある時ふっとハンドルのずれに気づくようなケースでは、こうした足回りの経年劣化によりずれが生じている可能性が高いです。
【5分記事】ハンドルのセンターにずれ|許容範囲ってどれくらい?
まとめ
ぐだぐだ考えてないで、ディーラー担当者に連絡を入れて相談しよう。
2週間ほど前、コストコから出るときに左の後輪が縁石乗り上げてしまったので、それが原因かも。