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ATOKの連想変換

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多機能すぎるかな漢字変換ソフト(IMEATOKの機能を備忘録として書き残しておきます。

今回はATOK連想変換機能について、その機能の意義とオンオフの方法をまとめます。連想変換とは、同義語や類義語などを一覧表示して必要であればその一覧から変換できる機能です。文章表現が豊かになる?かもしれない便利機能です。

連想変換とは?(公式サポートページの解説)

ことばを変換するときに、変換中のことばの表記から連想される類義語や言い換え表現などに変換できます。

[055210]別の言い回しや表現に変換する−連想変換『類語ファインダー』−

例を挙げると「夏」を入力すると下記のような同義語・類義語の候補が現れます。

  • 真夏
  • 夏場
  • サマー
  • 初夏
  • 夏期
  • 常夏
  • 晩秋
  • 盛夏
  • 炎夏
  • 三伏
  • 風薫る
  • 草茂る

文章を書いて説明をしていると、同じ言葉を繰り返し使ってしまうことがあり、文章が単調になってしまいます。同様の内容で言い替えることが出来れば、リズムも変わって読みやすくなり、違う表現を用いることで伝わりやすくなることが期待されます。

操作方法

起動方法は「コントロール」+「タブ」です。「よみ」ではなく、変換後の「単語」に対して操作を行ことでより具体的な類義語に絞られます。

設定方法

ATOKプロパティを起動します。「コントロールキー」+「F12」キーでATOKプロパティ画面が開きます。

[入力・変換]タブ>設定項目[連想変換]>[連想変換を有効にする]をチェック

※[候補ウィンドウで表示する]は下記の項で例示します。

連想変換を試してみる

「書く」という言葉を例に実例を示します。

読みの状態「かく」に連想変換した場合。

「書く」を連想変換した場合

デフォルト表示の場合は、矢印キーで項目の選択が可能です。

[候補ウィンドウで表示する]をオンにした場合の表示

通常の変換ウィンドウの中から類義語を選択するように変わります。変換ウィンドウの下の方にある「1/34」は34項目中の1項目目にフォーカスがあるということを示しています。変換候補を選択する方法は次項でのべます。

また、[候補ウィンドウ]の場合、選択候補を選択すると辞書ウインドウが開き、適切な語句を選ぶことが出来ます。

こちらはATOK内蔵機能のイミクルと同等の機能になります。イミクルの使用方法と解説は過去記事にしています。

類似変換候補の選択方法

デフォルトの表示では矢印キーで選択候補を選択できますが、候補ウィンドウで表示するときはキーアサインが異なります。下記の類似変換候補の使い方のスクリーンキャプチャーにキー操作一覧が載っていますが、最低限覚えておきたいキーは下記の3つです。

  • 次の候補に移動:「スペース」キー
  • 前の候補に移動:「↑」
  • 次の候補群に移動(次ページに移動):「変換」キー

この3つのキーがあれば選択と入力が可能です。

まとめ

文章表現の広がりが向上しそうな機能、連想変換をまとめました。