「歯の着色が少なくなりましたね 」
いつも褒めてくれる歯科衛生士さん(同い年か少し若いぐらいの女性)が、その日はひときわ褒めてくれました。その数、普段の3倍くらい。
その衛生士さんは、普段から必ず褒めてくれます。
「上手に磨けていますよ!」 「頑張っておられますね!」
何度も書きますが、とにかく、いつ行っても褒めてくれる。
その歯医者さんに行きだした頃は、頑張って磨いていました。しかし同じ歯医者さんで10年近く行っていると、緊張感が減ってきますね。そうやって歯磨きをサボり出すのがいけない癖です。
ここ数年はリステリンで歯や口の中がすっきりすることを覚えてからは、口の中のいやな感じもなくなり、1週間前から気合いを入れ直して磨くこともせず、2〜3日前から少し長めに磨くぐらい。
かなり手抜きした状態で歯医者に行ってるので、そんなに褒めていただいても逆に心苦しいのです。
普段から褒めてくれる同世代ぐらいの歯科衛生士さんは、今日に限って執拗に褒めてきます。
「いつもと全然違いますよ」 「がんばりましたね」 「何が変わったことはありましたか?」
最近変わったことと言えば何だろう。そうそう変わったことと言えばこれ、「ブログで300記事書きました」
しかし、着色と関係がなさ過ぎてさすがに話題には出せず、このべた褒め地獄から逃げ出す術を見いだすべく、記憶をたぐっていった。
そういえば最近は家ではだしスープをよく飲んでいるから、コーヒーを飲む量が減ったかも。
コーヒーのフリーイラスト素材 - 無料のイラスト素材 タダ絵様から引用
「そういえば昆布だしを飲んでいます」
言ってから気付きました、ややこしいことを言ってしまったと。
「コーヒーを飲む量がかなり減りました、水とか白湯とかを飲んでます」
これが正解だったように思います。
しかし、歯科衛生士さんは、私の繰り出した変化球「だしスープ」には全く興味を示さず、その後は私が大好きなコーヒーを我慢していると認識したようです。その後はずっと気遣ってくれました。
「我慢しすぎるのもよくないですよ」
「大好きなものですから、ちゃんと飲んでくださいね」
全く我慢していないんですけどね。ミネラルを摂取するために好きで出しスープを飲んでいるのと、そんなにがぶがぶ飲める年でもないですから。
この私と歯科衛生士さんのように、瞬発的なコミュニケーションスキルが高くないもの同士がしゃべると、意思疎通に微妙なずれが生じることがよくあります。
時間の制約がある状態だとなおさらです。予約の時間がきっちり決まっている歯医者さんですから、こちらのおしゃべりモードスイッチを切っていたのも一因です。
時間があればキャッチボールから始めて肩を温めてから、お話ししたいところです。朝一の7時台のちょっと眠たい状態の診察で、いつも以上に褒められて、かみ合わなすぎて面白かったです。
過去記事
褒めるられることが苦手な私が、褒められることのメリット/デメリット、対応策について考えた記事です。よろしければどうぞお読みください。