先日アカデミー賞(オスカー賞)に視覚効果賞に受賞した「ゴジラ-1.0」。見応えのある作品なので、受賞を機に2度目3度目と見に行かれたかたも多いのではないでしょうか?
私も2回目の鑑賞に行ってきました。
いくら忘れっぽい私でも、2度目になると大まかなストーリーは頭に入っています。前回見逃していた伏線や小道具に気づいたり、キャラクターの表情や台詞の裏にある感情を読み取ったり、細部までじっくりと楽しむことができました。
1度目の鑑賞の後に見た撮影秘話動画、そこで紹介されていた特殊撮影の技術や苦労話を見ることで、作品の完成度の高さに改めて驚かされました。
今回のVFXは、低コストで撮影されたことが強調されていますが、じっくり見てもあらは見えないし、ハリウッドのCGと比べても遜色がないように思えます。どこが低コスト?と首をかしげたくなります。
ハリウッド映画のCGは、CG動画を様々な角度から撮影するそのだとか。出来上がったCG動画の中から、編集でよいシーンをつなぎ合わせるために、CGの作業が膨大になるそうです。使わない映像が多くなり、そして高コストになると。
対してゴジラ-1.0では、撮影する構図を絞り込んでから撮影やCGの作り込みを行ったことで、CGの作業量およびコストが下がったそうです。
作りまくって後から選ぶのでは無く、事前にいろいろなシミュレーションを行った上で取るシーンを決定していく。監督の想像力のたまもので低コスト化させた裏側を知った上で、銀幕に映し出される破壊された銀座の町並みをみると感慨深いものがありました。
俳優たちの演技力に脱帽
本作品のクライマックスは駆逐艦でゴジラを退治する海神(わだつみ)作戦です。相模湾でゴジラと対峙するわけですが、荒れる海を進む駆逐艦の艦橋に経つ吉岡秀隆や佐々木蔵之介は、船の揺れに耐えきれず手すりをつかむシーンが映し出されます。
しかし、駆逐艦の艦橋は固定されたセットでの撮影。実際には揺れていないのです。揺れている演技が秀逸、メイキング映像をみて本当に驚きました。
今回の涙は5筋でした
特撮部分で感心しながらも、最終的に心が動かされるのは、ヒューマンドラマです。最後の場面で今回も極まってしました。浜辺美波の首の傷は、涙でかすんでしまって今回も見落としてしまいました。数ヶ月後、配信されたときにはしっかりと見届けたいと思います
最後に
今回の感想は以上になります。何回見ても楽しめる映画だと思います。まだ、ご覧になられていない方は是非どうぞ。
下記、1回目に鑑賞したときの感想のリンクです。