43号線を西へ東へ

フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

阪神間を題材にした小説を12作品

このブログはプロモーションリンクを含むときがあります


自分の住むエリアがテレビやYouTube等で取り上げられるとつい見てしまいます。その土地にまつわる由来や「そもそもバナシ」を聞くと、いつも通る道がまた違ったものに見えてきてます。

映像で見るのも良いですが、小説が読みたくなってきました。文章化されたもので、少し昔の話や風景が読み取れるものがあるかもしれません。

神戸市灘区、東灘区・芦屋・西宮を題材にした小説をPerplexity調べ10作品、そこに続編やコメントで教えていただいた作品を追加してリストアップしてみました。阪神間で育った村上春樹の作品が一つもないのが気になりますが、下記の作品たちを少しずつ読み進めていきたいと思います。

読了済み

リストアップした中で唯一の読了本です。ラストのさくまドロップスのカンカンが印象的です。

題名 作者 出版年 あらすじ
火垂るの墓 野坂昭如 1967 第二次世界大戦末期の神戸を舞台に、空襲で親を亡くした兄妹の悲劇を描いた小説。東灘区の岡本や住吉が登場する。
無痛 久坂部羊 2012 神戸市を舞台にした医療ミステリー。芦屋から異人館までの街並みの描写が細かい。
第五番(無痛II) 久坂部羊 2015 「無痛」の続編。務通所のイバラが出所後、日本ではあらゆる治療が聞かないパンデミックに。南京町や神戸の描写あり

「黒医」を読んだ時についで買いした久坂部羊作品。

「黒医」は綺麗事と現実の葛藤が描かれた短編小説集でしたが、「無痛」も刑法39条の是非を問う内容で、判断が難しい内容が取り上げられています。

出だしからショッキングなシーンの描写があり、トラウマ気味に。「地面師たち」ぐらいの残虐シーンありです。

何とか読み進めましたが、惨殺シーンは飛ばし読みしました。あまりにも描写が細かくて辛い。

すでにドラマ化されていたようですね。惨殺シーンはどう撮影したのだろうか?気になります。

読みかけ

題名 作者 出版年 あらすじ
細雪 谷崎潤一郎 1943-1948 大阪船場の旧家・蒔岡家の4姉妹の日常生活を描いた作品。舞台の一部として東灘区の芦屋が登場する。

細雪」は、神戸大水害の資料として何度かチャレンジしたものの、前半部分でいつも挫折して上巻で止まっています。

未読

ちょこちょこ読み進めていきたいと思います。

題名 作者 出版年 あらすじ
バリ山行 松永K三蔵 2024 第171回芥川龍之介賞受賞作品
城山三郎 1966 神戸の実業家・金子直吉の生涯を描いた小説。東灘区の阪神御影駅近くの家が登場する。
あした来る人 井上靖 1955 東京をを舞台に、戦後の混乱期を生きる人々の姿を描いた小説。香櫨園の描写も含まれる。
猟銃 井上靖 1949 芦屋市と神戸市を舞台にした三角関係の物語。東灘区の風景描写が含まれる。
窓を開けますか? 田辺聖子 1978 神戸市を中心に展開する恋愛小説。東灘区の風景や雰囲気が描かれている。
水の都 庄野潤三 1957 芦屋市を中心に展開する小説。東灘区の描写も含まれる。
ミーナの行進 小川洋子 1990 芦屋市と神戸市を舞台にした青春小説。東灘区の風景描写が含まれる。
宗方姉妹 大佛次郎 1952 神戸市と西宮市を舞台にした家族小説。東灘区の描写も含まれる。