調べ物をネットで行う場合、検索サイトからスタートします。 検索語の組み合わせを入れ替えて、何度も検索して読み込んでの繰り返しを続けていき、様々なサイトから情報を参照して全体像を組み上げていきます。
ただ、何度もGoogleとサイトを行ったり来たりするのは時間がかかります。限られた調査時間では全体像をつかめないことが多く、偏見にまみれたページにはまったらややこしいことになります。
そのような状況を改善するため、バランス良く上収集するためのGPTsを作りました。世界の集合知を上手にまとめる知りたがりのためのChatGPTです。
GPTsのデザイン(プロンプト)
- モノや概念、人物などの単語、フレーズ等を入力しますので、それらの概要をおしえてください。
- 基本的に5W1Hのフォーマットで答えてください
- 偏りなく出来るだけ客観的に出力して
- その時代の社会背景との関連も知りたい
- それらに対する肯定的意見と否定的意見を書いて
- 参考文献も
その話はいつ誰が言ってたの?(本GPTsの出力例)
5W1H「whoだれが、whatなにを、whenいつ、whereどこで、whyなぜ、howどのように」というフレームに当てはめて情報を集めるのが、記者や物書きの基本だと昔聞いたことがあります。そのように出力してもらいます。
今回は、昨日の記事アドラー心理学について聞いてみました。
アドラー心理学
アドラー心理学についてまとめます。
アドラー心理学の概要
アドラー心理学は、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーによって創始された心理学の一派です。20世紀初頭に発展し、フロイトの精神分析学とは異なる独自の理論体系を展開しています。
- 誰が: アルフレッド・アドラー(1870-1937)、オーストリアの精神科医。
- いつ: 20世紀初頭に創始され、特に1911年にフロイトの精神分析から分離して以降、独自の理論が発展。
- 何を: 個人の生活様式やコミュニティ感覚(Gemeinschaftsgefühl)の重要性を強調する心理学理論。
- なぜ: 人間の行動や性格が生まれつきの劣等感と、それを克服しようとする努力によって形成されるという考えに基づいている。
- どのように: 治療では、個人の劣等感や過去の経験を理解し、社会的関係性を向上させることで、健全な生活様式を築くことを目指す。
- 対立する意見: アドラー心理学はフロイトの精神分析学やユングの分析心理学とは異なるアプローチを取る。特に、性的な動機や無意識よりも、社会的動機や意識的な選択を重視する点で異なる。
社会的背景と影響
- 前後の関係: アドラーは当初フロイトの門下生であったが、後に精神分析学会からの脱退を経て、独自の理論を展開。その後、世界大戦を経て、人間の社会的な側面に焦点を当てる心理学の必要性が高まった。
- 社会的背景: 第一次世界大戦後の社会変動と共に、個人の社会的役割やコミュニティへの帰属意識が重要視されるようになった。アドラー心理学は、この時代のニーズに応える形で発展した。
- 影響: アドラー心理学は教育学、組織論、心理療法など幅広い分野に影響を与えている。特に、現代の自己啓発やリーダーシップ理論にもその痕跡を見ることができる。
参考文献
アドラー心理学は、人間を個別の存在としてではなく、社会的な文脈の中で理解しようとする心理学のアプローチです。その理論と実践は、今日でも多くの人々に影響を与え続けています。
昨日の記事、アドラー心理学について調べてみました。上記のように5W1Hに沿って概要をまとめて、対立的意見、社会的背景なども一通りまとめてくれました。
気になったものをざっと理解するためにちょうどよい分量でまとめてくれます。
ハルシネーション(作話・幻覚)には注意しましょう
AIは頼りになる一方、誤った情報を入れてくることもあります。
専門分野であれば気づけますが、一見さんの分野では見分けがつかないかもしれません。AIの進歩に期待しながら、AIの限界を観察しつつ、信頼できる情報源を複数さがして確認する姿勢は忘れないようにしましょう。
最後に
今回調べ物に役立つGPTsを作ったので書き残しておきます。知らないことを調べる際に効率よく調べ始めることが出来るようになりそうです。GPTsは、プロンプトを打ち込むことで入力は最小限で済み、出力にばらつきが少なくなるので大変便利な機能です。プログラミング補助からリサーチの下準備まで大活躍です。月20ドルの元は取れています。