世の中にはショートスリーパーという言葉があります。睡眠時間が平均より短めの4~6時間でも生活や仕事に支障がなく、外交的で仕事をバリバリする人のことだそうです。
今日のブログは、最近睡眠が5~6時間でも仕事もこなせてるし、ブログ書きだして以降は前よりも仕事の効率が上がってるし、「オレもショートスリーパーじゃね?」と思い始めたら、実はただの老化現象だったという現実に突き付けられて、しばし落ち込んだというブログです。
昨日は戦略的寝坊を行い朝の作業は行いませんでした。今日は無事にここ最近の日常を取り戻しました。4時前に目覚めたので、4時過ぎに起きてブログを書いています。22時過ぎに寝て4時に起きる、6時間ほどの睡眠でした。
私のブログは、疑問に思ったことを調べて書くという事をしています。なんだかんだで小一時間いろいろ検索しています。
今朝の気になったことは、自分はなぜ4時前にすっきりと目が覚めてしまうのだろうということ。その疑問を解消するためにいろいろと調べました。調べていくうちに広がりすぎて投稿が夕方になってしまいました。調べた時間も小一時間ではなく、2~3時間は費やしてしまいました。
睡眠に関しては専門分野ではなく、統計の知識もありません。素人の思いつきです。間違いがあればご指摘ください。
日本人の睡眠時間は平均7時間20分
そもそも日本人の皆さんは、どれぐらい寝ているのでしょうか。23時12分にベッドに入り6時32分に起きる、7時間20分寝るのが平均的な日本人の睡眠だそうです。
このデータは、総務省統計局の資料をもとに日本人の平均睡眠時間を調べたもの(2021年公表)。下図のように各都道府県別にランキング形式で睡眠時間の平均値を公表しています。 www.stat.go.jp
計測方法を調べたところ、アンケート調査でした。睡眠だけではなく、国民の日常の生活を把握しようとする調査をされているようです。国勢調査は全世帯対象ですが、この調査はサンプル調査との事。私はまだ調査対象になった事がありません。 www.stat.go.jp
睡眠時間の国際比較 2009年のヨーロッパとの比較
日本人の睡眠時間は短いといろいろなところで言われています。じゃあ各国に比べて睡眠時間にどれくらい差があるのか手っ取り早く検索して貼り付けてみました。そこから考察してきたいと思います。
平成26年(2009年)の厚生白書で「健康・予防元年」と題して、いろいろな調査が行われたようです。
この調査では日本女性が453分(7時間32分)、日本男性472分(7時間52分)でした。グラフで見ると他国と比較して、断トツで日本人が寝ていないという印象を持ちます。しかし実際の時間を見てみると、8時間睡眠で480分ですから、そこそこ睡眠時間を確保できているという印象を持ちます。少しこのグラフに悪意を感じるのは私だけでしょうか。
2009年のデータはどのように測ったのかが気になります。国代表のデータを取るなら、調査方法、サンプルの対象やサイズについても、ちゃんとそろえているのか気になるところですね。時間があれば、調べてみたいと思います。
日照時間(日の出から日の入り)と睡眠時間
上の睡眠時間の国際比較のグラフはすべて高緯度のヨーロッパの国です。
国名 | 都市名 | 北緯 |
---|---|---|
日本 | 東京 | 36 |
日本 | 札幌 | 43 |
ベルギー | ブリュッセル | 50 |
ドイツ | ベルリン | 52 |
フランス | パリ | 48 |
ハンガリー | ブダペスト | 47 |
フィンランド | ヘルシンキ | 60 |
スウェーデン | ストックホルム | 59 |
英国 | ロンドン | 51 |
一番睡眠時間が長いのがフランスです。
1月1日におけるパリの日の出は、8 時 44 分。そして日の入りは17 時 4 分です。つまり、朝は9時近くまで暗く、夕方5時には真っ暗になってしまうのです。
フランス人と日本人の「夏休みの過ごし方」が、ここまで違うワケ(横川 由理) | マネー現代 | 講談社
パリの冬の日長は8時間14分とかなり短いです。逆に言うと夜が長い。逆に夏の場合は6/20あたりが一番長くて日の出5時46分~日の入り9時57分、日長が約16時間10分となり、その差は8時間になります。 sunrise.maplogs.com
日本の場合、日長は冬は9時間41分~14時間37分で差は、5時間弱でした。
このような夜が長くなる高緯度の環境は、睡眠時間に影響は与えていないのでしょうか。単純に比較するより、いろいろ考えていきたい問題だと思います。
データのとり方について
安価で手軽に測れる睡眠トラッカーがあれば、信頼のおけるデータが取れそうです。睡眠トラッカー搭載のFitbit ultraが発売されたのが、2011年(平成23年)のこと。上の2009年の報告時点で、このようなトラッカーがあったのかはわかりませんが、データは客観性と精度を求めたいところです。
サンプルの集め方等は公開されています。総務省統計局のアンケート調査のサンプルの集め方は、下記のページに詳しく記載されています。 統計局ホームページ/令和3年社会生活基本調査の概要 統計局ホームページ/令和3年社会生活基本調査の概要
アンケート調査はコストも抑えられそうだし、大量にデータをとれるかもしれません、ですが根本的な問題があります。調査する側とアンケートを書く側では、意識も知識も違います。面倒だと思う方も多いともいますので、なんとなく書かれているデータが多いのではないでしょうか。正確に調査できているのか疑問です。
トラッカーのデータ自体の信頼性や、トラッカーのデータとアンケート調査との相関などもそのうち調べたいと思います。
スマートウォッチを用いて世界的に睡眠を集計した報告
Amazfit (アマズフィット)というスマートウォッチのメーカーが発表した睡眠トラッカーのデータがこちら。私も過去に使用したことがあります。AppleWatchとそっくりな外観でした。常時表示をいち早く採用し電池も数日は持つという優れもの。機能は少ないものの使い勝手は良かったです。
下図は赤色の濃淡で睡眠時間を表す世界地図になっています。濃い赤色ほどよく眠る国、薄いほど眠らない国。アフリカやモンゴル、アイスランド島ではデータがありませんが、日本だけではなく、アジア人寝てないですね。
2021年睡眠時間が長い国:ベルギー・アイルランド共和国・オランダ 2021年短い国:インドネシア・日本・マレーシア 2021世界睡眠ホワイトペーパーより引用
人種の差もあるのかもしれませんね。先に述べましたが、高緯度が睡眠時間長く、赤道に近い方が少ないほう(低緯度)が睡眠時間が短い傾向が見られます。気候や日照時間も関係ありそうです。
睡眠時間が不足すると頭が働かなくなるとか、認知症になりやすいだとか、太りやすいとかデメリットがたくさん言われています。ただ、ステレオタイプ的に「日本人は睡眠時間は少ない!」のように決めつけてしまうのはどうなんだろうかと思います。
高齢者の睡眠のパターン
睡眠と彼について興味深いサイトを見つけました。厚生労働省のサイトでした。そこで紹介されていたのが、若年層と高齢者の睡眠を比較した下記のグラフです。
よく言われている高齢者の傾向がそのままグラフに現れています。
- 疲れやすくなるので寝るのが早くなる。
- 眠りは浅くなり、早く目が覚める。
言葉で聞くと当たり前の話ですが、まさに今私の体で起きていることなので怖いぐらいに実感できます。
下記は昨晩から今朝にかけての私の睡眠のパターンです。特徴は下記のとおりです。
- 若年者にに比べて、前半に深い睡眠が短い
- 高齢者に比べて中途覚醒が少ない
上の図の若年者と高齢者の間にあてはまります。
下図はレム睡眠・浅いノンレム睡眠・深いノンレム睡眠の3段階に分けて嗣明時間をグラフ化したものです。グラフから大まかに読み取れることは以下の通り
まとめ
広げすぎて、まとまりのない話になってしまいました。
一つ言えるのは、平均値はあくまでも平均の値。老若男女、睡眠の長短、健常者と病人をひっくるめての値です。参考にはなるが、当てはめる必要はないと思います。
加齢によって確実に眠りは浅くなり、眠れなくなるが、その分本を読んだり映画を見たりと、時間を有効活用すればいいのかなと思います。
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