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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

ドクターX、全7シーズンの敵役をまとめてみた

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「私、失敗しないので」の聞き納め。2024年12月15日(日)、劇場版ドクターXを見に行ってきました。

米倉涼子が演じるスーパードクター大門未知子の決め台詞、「私、失敗しないので」が有名なドラマ、ドクターXが劇場版をもって最終回を迎えました。

山崎豊子原作の「白い巨塔」を彷彿とさせる大学病院内の権力闘争をパロディタッチで描き、その中で医術に特化したフリーランス医師として大門未知子が活躍するストーリーでした。

神原晶(岸部一徳)が桐箱に入ったメロンとともに法外な金額の請求書を手渡すシーンは、まるで水戸黄門渥美格之進(格さん)が印籠出すシーンを彷彿とさせ、そろそろエンディングという、気持ちの準備をさせてくれる設定でした。

家族そろってみていたほどのお気に入りのドラマでしたが、これで見納めです。2012年のシーズン1からスタートして、2021年のシーズン7と劇場版で完結。

今回の劇場版では、これまでに謎に包まれていた大門未知子の生い立ちも描かれています。

劇中に過去のシーンが出てくるのですが、昔のこと過ぎて忘れているので、以下に過去シーズンの大門未知子の敵役をまとめてみました

実に豪華な顔ぶれです。

「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の各シーズンの敵役と放送年について、まとめてみました。西田敏行氏の演じる蛭間重勝はシーズン2からの登場です。

シーズン1(2012年)

  • 毒島隆之介(伊東四朗:帝都医科大学付属第三病院 外科部長。
    • 大学病院の権威を振りかざし、保身のために患者のことよりも自分の立場を優先する典型的な「白い巨塔」の住人。
    • 大門未知子の実力に脅威を感じ、様々な妨害工作を仕掛ける。
    • 最終的には、大門未知子の手術の腕と患者の命を第一に考える姿勢に感化され、外科医としての誇りを取り戻す。

シーズン2(2013年)

  • 蛭間重勝西田敏行:帝都医科大学付属病院 本院 外科統括部長。
    • 登場当初から、大門未知子と病院の権力を巡って対立する。
    • 出世欲と金銭欲が強く、病院の利益を最優先する。
    • シリーズを通して大門未知子と敵対するも、どこか憎めないキャラクターとして人気を博す。

シーズン3(2014年)

  • 天堂義人(北大路欣也:東帝大学病院 院長。
    • 蛭間重勝を凌ぐ権力者で、冷徹な策略家。
    • 大門未知子を病院から追い出すために、あらゆる手段を用いる。
    • 大門未知子との対立は、シリーズ屈指の緊張感と見応えのある展開を生み出した。

シーズン4(2016年)

  • 久保茂(竜雷太:東帝大学病院 副院長。
    • 保守的な考えを持ち、病院の伝統を重んじる。
    • 大門未知子の型破りな行動に反発し、対立する。
    • 最終的には、未知子の実力を認めるが、終始対立的な立場を崩さなかった。

シーズン5(2017年)

  • 内神田景信(草刈正雄:日本医師倶楽部 会長。
    • 医療界のドンとして君臨し、強大な権力を持つ。
    • 大門未知子の存在を疎ましく思い、排除しようと画策する。
    • 最終的には、自身の病を未知子に救われるが、彼女への敵対心は最後まで消えなかった。

シーズン6(2019年)

  • ニコラス丹下(市村正親:東帝大学病院 院長代理。
    • アメリカ帰りの外科医で、病院の経営を重視する合理主義者。
    • 大門未知子の存在を「時代遅れ」と断じ、病院から排除しようとする。
    • 大門未知子との対立は、医療の在り方や病院の未来をかけた戦いとして描かれる。

シーズン7(2021年)

  • 蜂須賀隆太郎(野村萬斎:東帝大学病院 内科部長 兼 院長代理。
    • 内科医としての実力は高く、冷静沈着な性格。
    • 大門未知子の外科手術を「時代遅れ」と批判し、対立する。
    • 大門未知子との対立は、外科と内科のプライドをかけた戦いとして描かれる。

最終回、劇場版(2024年12月公開)

  • 神津比呂人(染谷将太:東帝大学病院 新院長。
    • 使えない医者を切り捨てるサイコパスな性格。
    • シリーズ史上最大の敵として、大門未知子の前に立ちはだかる。

本作品は、西田敏行さんの遺作となりました。最近のシーズンでは、もっぱら会長室で座った状態での登場で、作品中に歩くシーンがありませんでした。

劇中では、お元気な姿でいつも通りコミカルに恫喝する到底大学病院会長蛭間重勝を演じていました。もうあの憎めない悪人の演技を見ることができないのはさみしく思います。

合掌