私が走ったわけではなく、友人の話です。
走り終わった彼は、顔つきも精悍になり、話す言葉の端々に自信がにじみ出ていました。年は二つほど彼が年下なのですが、十分おじさん。そんな彼のマラソンのチャレンジを振り返ってみます。
10数年前に私が帰宅ランやフルマラソンを走っていたときに、彼は2~3キロのランニングをしていました。私はランニングをやめてしまいましたが、彼はほぼ毎日家の近所の公園を走り続けていました。コツコツ継続する姿勢は本当に頭が下がります。
今年になって私がランニングを再開して少し経った頃、彼は別の友人たちとホノルルマラソンに行くことになり、半年ほどの準備期間を経て、先日完走して帰ってきました。
仕事の絡みもあって、彼には月に1~2度は会います。都度ランニングの進捗は聞いていたので、完走した話しを聞いてうれしく思いました。
最初は10km走るとあちこちが痛かった彼です。その頃は私よりも少し多いくらいの走行距離でしたが、夏を過ぎる頃には果敢に20kmを走れる走力に鍛え上げていました。
42kmを走ること。初体験時は全く分からないので、練習方法もレースのペース配分も手探り状態だったと思います。
彼に、よく頑張ったと伝えたところ、彼の口からは「30kmで足が痛くなって歩いてしまったことが悔しい」という言葉が出てきました。
彼は、またホノルルに行く、そう確信しました。
それから、二人で大阪や神戸などの国内マラソンの話しや、ホノルルマラソンのコースについて歩く語りました。
出発前に彼は私に「完走を目標にしているよ」と言っていましたが、心の中では「5時間を切る、決して歩かず走り続ける」という目標を持って今回のホノルルマラソンに臨んでいたようです。
これまで、目標を決めて会社を大きくしてきた彼のこと、今期に達成できなかった目標は来季に達成するつもりでしょう。コツコツ継続する姿勢は素晴らしいし、見習いたいと思います。
面と向かってべた褒めするのは恥ずかしいし、気持ち悪いので、人知れずここで褒めておきます。
最後にしまらない私の話。今年中に20kmの帰宅ランをするつもりでしたが、バタバタが続いて全然最近は走れていません。帰宅ランは来季に持ち越しとなりそうですが、彼を見習ってリスケジュールを行い、目標を達成したいな。