
映画に行ってきました。テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ」の映画版です。私はもっぱらAmazonプライムでみているのですが、ボーと過ごす休日の昼には最適なドラマです。
主人公の井之頭五郎は1人で輸入雑貨商店を営んでいます。遠方の顧客のところまで行くことが多く、商談ついでに各地の地元民が愛する店に立ち寄ってご飯を食べるのがドラマの基本的な構造です。
私も1人職場なので、1人で昼ごはんを食べることがほとんどなので、井之頭五郎に共感できることが多いのかもしれません。
「腹が減った・・・」
「孤独のグルメ」と言えば、主役の井之頭五郎が街中でポツンと1人で腹が減るのがお約束のシーンが有名です。水戸黄門で言うところの印籠です。
テレビシリーズでは1放送1店舗なので、五郎さんの決め台詞である「腹が減った・・・」が出るのも1回ですが、映画版は時間が長い分決め台詞の出現回数も多くファンにはより楽しめる内容になっています。
また、「腹が減った・・・」のセリフとともに流れるジングルも、劇映画版特別仕様となっています。和音(?)になっていて、オシャレ感が増しています。
あらすじ概略
映画版は最初はパリに向かう飛行機の中から始まりますが、なんだかんだで韓国まで行く羽目になります。
その道中の複数のエピソードで構成されるため、食事回数も多くなります。その結果決め台詞の登場回数も増えました。
飛行機の中で、パリで、五島列島で、漂着先の孤島で、韓国でといろんな場所で、井之頭五郎の空腹の表情を楽しむことができます。
支払いの時、「韓国ウォン持ってないはずなのに・・・」など野暮なことは考えずに、楽しみましょう。内田有紀とオダギリジョーのストーリーもいい感じで収まったし、見終わって優しい気持ちになれる映画でした。
最近見たドラマと比較
そういえば、先日ものすごく複雑な脚本のドラマシリーズをみました。Netflixシリーズの「First Love - 初恋)です。
大変よく作られた脚本で、時間軸が行ったり来たりしながら登場人物に起こった出来事が開示されるにつけ、作中にずいぶん引き込まれてしまいました。
こちらの心が操縦される感覚があり、ものすごく感動するドラマではあるけれども、その反面気持ちがしんどくなるドラマで、9話目でハッピーエンドに終えてくれたのがせめてもの救いでした。
「劇映画 孤独のグルメ」では、多少のトラブルはあるものの、総じて心朗らかに見れる良作でした。
USJのアトラクションに例えると、心の揺さぶられ具合は下記の通りです。
よくわからない例えになってしまいました。
どちらも面白いんですけどね。