読み返してみると恥ずかしい。
ブログをやってみるぞー、という勢いで書いています。この1ヶ月、何のテクニックも持たずに腕をブンブン振り回す子供の喧嘩のような状態で書いている文章ですが、数ヶ月前に書いた文章を、恥ずかしいと感じられるように成長したいと思います。
成長のためのガソリン投入します。 そうです、Kindleで本買いました。
唐木元:新しい文章力の教室,インプレス,2015
購入した理由とふわっとした感想
ブロガーの方が文章力向上のおすすめ本として、この本を紹介されていた。著者は存じ上げませんでしたが、ウェブメディアでご活躍の方だそうです。前書きによると、大量の記事を生み出すメディアの素人ライターさん達を一人前の記事を書けるまで指導されていた方なんだとか。
5章立てで、通して77の見出し。 見開きで1つの見出しの狙いと具体例を解説して、軽快に読み進めることができます。回りくどい表現のどこが問題なのか、どうすれば読みやすくなるのかという技術を丁寧に解説している。
一気に読んで理解するという本では無く、毎日数ページ目を通して、体に染み込ませていくタイプの本だと感じました。今日は体言止めを使わないで文章を書こうとか、伝聞表現に気をつけようだとか。
このような文章の磨き方の技術は、本の中盤以降にたっぷりと解説されている。文章力に悩みがある方は一読をお勧めします。
これまで述べた部分だけでも、良書と言えるのだが、この本はただのテクニック集では無いのです。
完読を目指して文を書く
ネットメディアは流し読みされるのが常である。最後まで読んでもらえないことの方が多いなか、編集長を務めた筆者は、第一章の最初の見出しでで次のように書いている。
良い文章とは完読される文章である p14
最後まで読んでもらうためには、「事実」を「論理的」に「読みやすい文章で」書く必要があると述べています。食べ残されラーメンでは無く、完食されるラーメンのような完読される文章が目標だと述べています。
完読されるためには、下ごしらえ、すなわち文章のテーマや構成をしっかり組み立てた上で、テクニックによって読みやすい文章を書きつづらねばならなりません。本書では、構造をロジカルに捉えるために、A4用紙に手書きで記事のテーマと構造を整理するフォーマット(構造シート)による練習を行うことを勧めています。 新人ライターには、構成力を高めるために30記事程度は構造シートによるトレーニングを義務付けたとのことです。
最後に
読んだからうまくなるわけではないのですが、良い文章をたくさん読んでいる人のほうが、良い文章を書きやすいと聞いたことがあります。この本を読むことによって方向性を示してもらいました。構成・事実と論理・言葉遣いに気を付けて、日々練習あるのみです。いい本に出合えてよかったです。
最後に著者の言葉を引用して終わります。
こらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡しメッセージを伝えるために、私たちは文章力を磨かなければならない p15
御意
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