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古傷を乗り越えて:走り出したきっかけと継続のコツ

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走ることについて、頭の中を整理します。

そもそも運動することが好きであったが、古傷が痛んで走る気が起きなかった。運動しないといけないが歩くと痛い。年齢ともに衰えを感じるここ数年であった。

性格上、その間何もしていないわけでは無い。ちょこちょこ歩いていたが、調子よく歩けた翌日は痛みがぶり返すなど、ランニングを再開するきっかけはなかなか訪れなかった。

昨年、古傷持ちのためのストレッチ理論を学んで実践できたことが大きな転機であった。時間はかかったが、古傷の後遺症を理論的に解消することが出来るようになった。

その理論とは、古傷の硬いところをいい塩梅に動かしてほぐしていくものである。慣れれば自分で出来るが、運動というものは難しいものである。そもそも何が正常で自分はどの動きが足りないのか分からない。「動かす」という字面だけ見ると簡単そうだが、力の抜き加減が難しい。習うより慣れろという気持ちが大事である。

昨年夏頃、ブログ執筆時にキーボードに懲りまくっていた時期は、首や肩の古傷の影響が出ていた時期であった。長時間キーボードを叩いていると、目の疲労や背中が痛くなっていた。

首や背中の痛みには解決策があった。前屈みにならずに、よい姿勢で作業する事だ。横から見て頭が肩の上にあり、そのまま腰の上に乗っている姿勢で作業すると、疲労感やコリ、痛みが起きにくい。

そのために、こだわりのキーボードを引っ張り出し、ノートPCスタンドを購入した。姿勢の変化は老眼の影響も大きいので老眼鏡も度数を複数取り揃えた。このように、良い姿勢を維持できる環境を整えた。

古傷対策を行って体のポテンシャルを上げると、そんな苦労も今は昔の話である。あれだけ環境づくりにこだわったのだが、現在はHHKB(こだわりの外付けキーボード)もノートPCスタンドもほとんど使わなくなった。標準のノートPCのキーボードでキーボードタイピングを行ってもそれほど負担はかからず許容範囲内である。

古傷向けのストレッチで、首・肩・背部の可動域が出来ていたからというのが大きい。体にゆとりが出来たから、作業姿勢を選ばなくなった。

長時間の作業がコリや痛みで困難になるのは、力学的に非合理的な状態で作業をしているということ。ノートPCスタンドのような環境整備も大事であるが、自分の体のポテンシャルを上げることのほうが優先順位が高い。

走るということで言えば、足首に対しても古傷のためのストレッチを行い、コンディションを改善させたことが今回のランニングの継続につながっている。

そもそもこの古傷は、ラグビーをしていた頃の30~40年前の古傷。もう少し早くこの方法にであっていれば、10年前のマラソンチャレンジもかなり楽しいものになっていたかもしれない。

5月23日現在走り始めて87日である。20分間走を続けているが、5月になってから19回走り、395分を費やし48.83km走った。5月14日から連続10日走り続けている。

痛みさえ無ければ、走ったあとに心地よい疲労感と充実感、そして自己肯定感が生まれる。あしたも走るぞという気持ちなる。

かくして、ここに立派な脳内幸せホルモンジャンキーが出来上がった、のかな?

2024年5月23日(木)現在