5月に作成に取りかかっていたカップホルダー作成ですが、バタバタしていて止まっていました。本日ようやく完成させて先ほど納品してきました。
家族以外の人に使ってもらう初めての革小物です。記念に記録しておきます。
今朝の工程
- 4時半から5時半まで型紙作成と裁断、接着部のすき作業
- 一旦走りに行ってその後、朝の準備
- 8時から9時に接着とリベットうちと仕上げ作業
- 9時15分出発
おひとり様職場なので可能な時間の使い方です。
型紙と裁断
うっかりしていました。写真がありません。
コピー用紙に印刷した型紙を厚紙に貼り付けて、裁断用の型紙の下書きとしました。
基本的な型紙は3Dソフトの展開図で作成していましたので、持ち手の部分のデザインをそれっぽく作ります。鉛筆と雲型定規で加筆し、型紙を完成させる。
型紙通りに革を裁断する。
すき作業と接着
カップホルダーの持ち手になる貼り合わせ部分は、ナイフでこそぎ落とします。その理由としては、たぶん二つ挙げられます。
- 革の厚みが2倍になるので、曲がる部分が折れにくくなる
- 革用ボンドを塗る接着面は、荒らす方が接着強度が上がる
写真がありませんが、接着面両面に革用ボンドを塗ったあと圧着します。革用ボンドは一度乾かしてから、もう一度ヒーターやドライヤーで熱を加えると接着強度が上がるいわれていますが、塗布後すぐに接着しました。今回のカップホルダーの接着部分にかかる力は靴に比べると微々たるものなので強度は要らないでしょう。
リベット
デザイン目的でリベット仕上げにすることにしました。
- リベットの色を決める
- リベットの足の長さを確認
- 3mmのポンチで嵌まるリベットなので、その大きさで穴あけ
- 金槌🔨でリベットを打ち込む
コバの処理
やすりで削り、へりを落とし、コバ処理剤(トコノール)で仕上げました。
納品
コーヒーをサービスされている美容室に納品しました。店内は涼しいのですが、ホットコーヒーのみの提供なので、お客さん向けのヤケド対策です。
持ち手の部分がサリーちゃんのパパの髪型に見えてきました。
カッコ良いのを作りすぎて、作家さんや業者さんの仕事が無くなっても困るでしょうから、これぐらいでヨシとします。
カップホルダーの過去記事
作成し始めてから諸事情で中断し、3ヶ月も経過してました。よく最後までやり通せたものです。