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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

出口で待ち伏せする仕事、選挙の出口調査体験記

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少し前の話になりましたが、みなさまは投票に行かれましたか?

私にとって今回の衆議院選挙は思い出深い選挙となりました。というのも選挙の出口調査のお手伝いをやってきたからです。

求人サイトの紹介により某マスコミにバイトとして雇われる形です。朝から夕方まで、間の休憩1時間をはさんで立ちっぱなしの忍耐のいる仕事でした。

ここ20年ほどは欠かさず投票に行っていますが、出口調査の対象になったことがありません。されたことがないので、する方になってみたわけです。

とにかく、知らない人に声をかけまくりました。

多くの投票所では入口と出口は同じ場所にあります。入口の時点で「おはようございます」「こんにちは」と積極的に話しかけました。腕章を巻いた人がいるなと認識してもらうためです。

出口で出口調査をお願いするのですが、めんどくさそうな顔で立ち去る人も多かったです。立ち去られるといやな気持ちが残ります。おそらくそれは私だけでなく、立ち去った人も同じような感情はあるのではないでしょうか?

なんとなく、そんな気がしたので、立ち去った人にも「ありがとうございました」「お邪魔しました」と声かけると、私も立ち去った人もお互いのいやな気持ちが薄れるように感じました。

最終的に、午前3.5時間、午後4.5時間で170人程度の方から回答をいただきました。1時間あたり約21人です。3分に一人の割合なので、なかなか頑張ったと思います。

若かりしころもナンパ成功率が極端に低かった私です。仕事が始まるまでは、立ち止まってもらえるのか、ノルマ分のアンケートが収集できるのかと心配していましたが、ノルマを大幅に上回る回答を頂き、心配は杞憂に終わりました。下心も何もなく、ただの仕事なので、警戒されなかったのかもしれません。

口頭でアンケートをとるのではなく、タブレットをお渡しして回答していただく形なので、プライバシーは守られます。その一方で高齢者からは、「スマホも使えないから」回答を拒否されることも度々ありました。

昼休憩の1時間を除いては1日8時間程度立ちっぱなしの仕事です。膝や腰など体のどこかがいたくなるかと思っていましたが、腰にハリ感を感じただけで終わりました。半年以上ランニングを続けていて良かったと思った瞬間でした。

丸一日で1渋沢強の仕事なので、割の良いお仕事ではありませんが、非日常の経験ができて楽しかったです。