読みかけの本。
とあるところに紹介されていた本です。タイトルに惹かれたので読んでいます。
バツ1で、現在は再婚した妻と別居中の定年を迎えたおじさんが主人公です。おじさんが東京で喫茶店巡りをしているのを描いた小説です。
出てくる女性たちに全員に
「あなたは相変わらず何もわかっていない」
と言われているおじさんの話です。
まだ序盤ですが「何が」分かっていないんだろうと、凄く気になっています。
ふらっと買ってしまった本には、引き込まれて読んでしまう本と、数ページ読んで距離を置いてしまう本があります。
引き込まれた最近の本といえば、昨年読んだハンチバックです。一晩で読み終えてそれから3回読み直しました。いろんな仕掛けがあり、その確認するために日を空けずに再読しました。それくらい引き込まれる本だったということです。
この喫茶おじさんは、ハンチバックほどの癖はないものの、謎を残した話の進み方がとてもおもしろく、最後まで読んでしまいそうです。話の進み方がとても心地よい。
喫茶店好きでおじさんという私との共通点があるところと、なによりも、
「あなたは相変わらず何も分かっていない」
という謎解き要素があるのが大きい。
先ほど、前妻と会って「何も分かっていない」と言われたところまで読みました。
その先も楽しみになる本に出会えて朝から楽しいです。