普段は車で通過する国道43号線ですが、今日は近くに車を停めて車を置いて歩いてきました。
片側3車線の広い道路です。しかし、できた当初は片側5車線で設計されていたそうです。
5車線かつ排気ガスの処理もうまくできていなかった頃、尼崎は大変空気が悪かったそうです。西淀川公害訴訟等により緑地帯を設置するするために4車線となり、阪神淡路大震災を契機として3車線となったそうです。
現在でも、こんなに広い道なのに制限速度が40kmに規制され、たくさんオービスが設置されています。大型車は中央車線を走るように促されるといった環境に配慮された道です。
上の写真の真ん中にあるのが、騒音対策のための防音壁です。その左側には街路樹が植えられています。幅10mくらいは軽くあるので、元々はここに2車線分の道路が走っていたのでしょう。防音壁には逆位相の音を出して騒音を消す装置があるのだとか。そう言えば横を歩いていてもそれほど騒音は感じません。
街路樹と神戸大学の敷地に植っている木が重なってできた木陰。両側6車線道路の横を歩いているとは思えないほどの爽やかさでした。逆位相防音壁と木の消音効果を感じられた散歩でした。
深江交差点まで来て折り返しました。
ここから六甲山に上がって行く北向きの道は魚屋道(ととやみち)と呼ばれ、この辺で採れた魚を有馬まで運ぶ街道だったそうです。
そしてこの交差点あたりから東側が阪神淡路大震災で阪神高速道路が倒壊した現場との事。車で走ってるとあっという間なのですが、歩くとじっくり景色をみれるため、色々考えてしまいます。テレビでみた光景がこのあたりなんだと思うと、不思議な気分です。下調べしてまた行ってみようと思います。
当時の写真は神戸市提供
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