コロナ禍の映画館ぐらい空いている映画を見てきました。どれくらい空いているかというと、上映第1週目で客が私を含めて4人しかいませんでした。
本日はファーストデイでお安く映画が見れる日。90席しかない小さい劇場にたった4人という全く人気のない映画のようですが、わたし的には面白い映画でした。飽きさせないストーリー展開、おじいさんが主役のシブい演技で、大変楽しく鑑賞できました。
作品名は「お隣さんはヒトラー?」です
第二次世界大戦のホロコーストによって家族を失ったユダヤ人男性が主人公。主人公の隣の家にヒトラーによく似たドイツ人が引っ越してくることから始まるストーリー。
ナチチスドイツやホロコーストの悲惨さの描写はなく、基本的にコメディータッチで描かれます。お隣に越してきたドイツ人を怪しいと感じてからは、スパイよろしく監視、盗撮、住居侵入までして、ヒトラーであることの証拠を探しに行きます。
ぎこちない隣人の付き合いから、なんだかんだあって誤解が取れて、最終的には友情を育む二人。作中でドイツ人の書いた主人公の肖像画がとっても優しい表情で描かれていたのが印象的でした。
レビューサイトのレーティングは以下の通りです。
- Movie Walker3.1
- 映画.com 3.5
どんな人にもハズレのないヒューマンドラマですが、ナチスドイツとユダヤ人の関係がキモです。世界史の苦手な方は、ホロコースト等を下調べしてから鑑賞した方が主人公の心情に共感できそうです。
ヒトラー生存説や南米逃亡説は、世界の陰謀論好きにはとても楽しめる内容です。Amazonプライムビデオでも調査ファイルの映像があります。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07VVGHG88/
観客が4人しかいない映画は、あまり記憶がありません。そもそも映画は平日サービスデーに行くことが多いので、満員になることはないですが、どんな映画でもそこそこ入っています。これが朝一番の上映だとシルバー層で混んでいたかもしれません。
本日は16時45分の上映。木曜日のファーストデイの早めの夕方はなかなか狙い目かも。
今日のメンバーは60代女性、40〜50代女性、40〜50代男性、そして私の4名。全員おひとり様です。みなさん、映画好きなんでしょうね。
90分の映画ということもあり、誰一人トイレに立つこともなく、前後左右バラバラな配置で座っているので、私人乗りのための上映会のような雰囲気で見ることが出来ました。非常に貴重な体験ができました。