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フリーランスの備忘録、アウトプットの実験場

靴を作る【DIY】9/100

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文章書くことが減ったので、脳の劣化を痛感しています。毎日1記事書く練習をしています。目指せ100記事!の9記事目になります。雑多なネタですが誰かのお役に立てればいいなぁと思いながら書いています。

靴ができた

訳あって自分の靴を作っています。今日はかねてから作っていた靴がようやく出来上がりました。靴教室で師匠の指導を受けて作っています。

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なぜ靴を作るのか

 

 

普通は買いますよね。靴って作れるんやって、よく言われます。

私は足幅が細くて扁平足気味、そして左右で形も違うので、フィットする靴に出会えないのです。少し前まで自分でインソールを作ってたんですが、インソールはあくまでも修正。無いのであれば作ってみようと思い、教室に通い出しました。

疲れやすい人はぜひ自分に合う靴を履いてほしい

作って見て本当に靴作りは難しいと実感してます。切る・縫う・削る・削ぐ・打つといろいろな技術が必要です。

ただ、自分の足にフィットする靴があると、日頃のストレスが軽減して、毎日が少し幸せに過ごせるようになります。

日本の一般的な靴売り場では、万人に合うように緩めの靴を置いてます。その靴では足の筋力がない人や細い人は疲れやすくなります。ぜひフィットする靴を履いてほしいと思います(体験者談)。

こうやって靴は作ります

需要がなさそうな内容ですが、日記なので続けます。作業工程が多いので、かいつまんでご紹介します。

型紙作り

木型と呼ばれる靴の形をしたプラスチックにデザインを書きます。この工程の前に私の足にフィットするように、木型を調整してあります。左足は削り、右足は革を貼って盛りました。
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あれやこれやして、デザインを平面に落とし込みデザインの原型を作ります。何足目かになると型紙が増えて迷子になるので、日付と木型番号とサイズを書きます。
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上の原型から、各パーツの型紙を作ります。下の写真はライニング(内側)のパーツ
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型紙を元にパーツを大きな革から切り出します。
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底作り

同時に中底(足裏に当たる部分)に革包丁で溝を掘ります。溝がボロボロで、下手くそですね。上手い人の溝はもっと綺麗です。
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パーツ大集合

貼ったり、縫ったり、削ったり、叩いたりして組み上げていきます。アッパーはタンニンなめしのオイルレザーです。
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アッパー作成

ミシンでアッパーを縫いました。そろそろ靴っぽいでしょ。
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黄色い革はライニング、肌にあたる方の革です。
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つりこみ

完成したアッパーを木型に被せました。
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ワニと呼ばれる道具と釘でアッパーを木型に沿わせていきます。つりこみという作業です。
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つりこむことで形は靴になってきましたが、底がないのでまだまだ履ける状態ではありません。
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すくい縫い

中底とアッパー、そしてウェルトと呼ばれる帯状の革を、松脂をつけた麻ひもで縫い合わせる作業です。すくい縫いという作業です。レザークラフト系は両端に針をつけた紐を使って締め上げて縫いますが、靴の強度に直結するので、かなりキツく締め上げます。素手でやると紐が手や指に食い込み、痛みで気持ちが折れる作業です。手袋的なものを使ってやります。
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つりこみはとにかく時間のかかる作業です。2足目の作業なので少しなれましたが、比較的やりやすい直線部分でも12〜15穴進むのに40分程度かかります。4日ぐらいに分けて行いました。
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底付け

縫い終わって余った革を切りました。底つけ作業に移ります。ノリをぬった状態なのでテカっています。写真撮り忘れましたが、ここに土踏まずを守るシャンクというパーツを入れて、中底とウェルトの段差をコルクで埋めます。
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今回の底(アウトソール)はビブラムのゴツゴツしたやつにしました。
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アウトソールを直接貼ると交換が面倒なので、ゴム板を貼って、だし縫い屋さんに外注します。そこで機械で縫い込みます。
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ソールと靴の裏側ににボンドを塗って、
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張り合わせ。この後はみ出た部分をグラインダーで削って
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完成!
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早速履いて帰りました。これから1週間ぐらいかけてならしていきます。

「履きやすい!サイコー」と成らないのが、しっかりとした革を使った革靴の特徴。歩くことでアッパーが馴染んでくると、足と一体化します。今回はソールがゴムなので比較的早く馴染むと思います。

 

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

 

 

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