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【Amazonプライムビデオ】沈黙の艦隊をみて潜水艦の連続潜水時間が凄く気になった

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昨年10月に見た映画版「沈黙の艦隊」が、Amazonプライムビデオで連続ドラマとなって放送開始しました。先日の映画は見たものの、原作もアニメも見ていない私にとっては、頭脳戦である潜水艦同士の海戦の描き方が素晴らしく、大変見応えがありました。

原作を読んでいる昔からのファンに、昨年の映画版の感想を聞いてみました。「内容はかなりもの足りない。日本に戻る前にエンディングを迎えた映画版は、エピソード0(ゼロ)で評価に値しない」とのことでした。なるほど、もっと面白いエピソードが後々にあるのですね。

映画版では海江田艦長の真の狙いも分からず仕舞いでしたが、これから明らかになるストーリーが楽しみです。作品情報と潜水艦情報を中心に少し予習しておきます

沈黙の艦隊の基本情報(Bing Copilotに聞きました)

先日Amazonプライムビデオでも「沈黙の艦隊」ドラマシリーズがスタートしました。シリーズ1のエピソード3までは、ほぼ映画と同じ内容。エピソード4の途中からドラマ版オリジナルになっている感じでしょうか。作品情報をまとめておきます。

漫画

  • 掲載誌:モーニング
  • 連載期間:1988年 - 1996年
  • 巻数:全32巻

9年にわたり連載されていたのですが、私がちょうど漫画離れしていた時期でした。一度も読んだことがありません。

アニメ版

  • 放映期間:1996年
  • 放送:全13話(シーバット反乱からニューヨーク入港まで)
  • OVA版として:1997年~1998年(アニメ版以降東京湾まで)
  • アニメ版は漫画の1巻から16巻、OVA版は17巻から32巻までをカバーしているらしい

こちらも、未視聴です。その分プライムビデオ版には期待しています。

Amazonプライムビデオ版

  • シーズン1:2024年2月9日放映開始
    • 原作の第1巻から第3巻
  • シーズン2:2024年秋放送予定
    • 原作第4巻以降

単行本は32巻ですが、シーズン1では単行本第3巻までが終わったところなんだとか。シーズン2まででは原作のストーリーが全く終わらなさそうな印象です。プライムビデオの視聴数次第では原作の最後までドラマ化するのでしょうか。

進撃の巨人も単行本は30数巻でしたが、シーズン4までで完結したのでさらなる続編の制作も期待したいところです。

原子力潜水艦をとディーゼルエンジン潜水艦の能力差が気になった

ドラマのシーンで、ひとつ気になったことがありました。日本のディーゼルエンジン潜水艦が、バッテリーが持たないから浮上する必要があるから、海江田艦長の乗るシーバット(やまと)の追跡を諦めたのです。

ディーゼルエンジン潜水艦と原子力潜水艦で、どれくらい潜っていられる差があるのか、気になったので調べてみました。

原子力ディーゼルエンジンの違い

ディーゼルエンジン潜水艦はエンジンで発電した電気を電池にためて推進するのだとか。燃料と空気を必要とするためそのため長期間の潜水は出来ないとのこと。エンジン回しながら潜水していたら、音ですぐにばれそうですしね。

対して原子力潜水艦は数ヶ月から1年のように長期にわたって潜水が出来るとのこと。スクリューを停止しているとほぼ無音なので、無敵のかくれんぼ名人と言えます。

潜水できる期間を比較すると次の通り(gemini調べ)

潜水期間は段違いに原子力潜水艦が優れています。

原子力潜水艦に対する防御はけっこう大変

近海だけを守るのであれば、ディーゼルエンジン潜水艦でも運用は出来るとの記載も見受けましたが、素人にその真偽は判別がつきません。無敵のかくれんぼ名人に対抗するためには原子力潜水艦は無くてもいいのか。潜水艦には核弾頭を積んだ弾道ミサイルも搭載できるそうなので、日本近海をうろついていると考えるとても心配になります。

ディーゼルエンジンの救世主? Air Independent Propulsion (AIP)

近年ではディーゼルエンジン潜水艦も長期間作戦行動を行える装置が開発されているようです。AIPと言われる装置で艦内で酸素を生成する装置を導入した「そうりゅう」型ディーゼルエンジン潜水艦では、浮上回数を大幅に減少させることが出来ているとのこと。

ただ、浮上はしないが充電のために発電すれば、エンジン音が海底に響き渡るのでは無いかと思うと、心配でなりません。

1988年の設定と変わらぬ現状

原作の1988年も日本は原子力潜水艦保有していないが、あれから36年たった2024年でも未だ保有していないそうです。

議席過半数改憲派と言われる政党が占めているはずなのに、改憲する雰囲気は全くしない。そのくせレジ袋は有料になる。自民党はレジ袋の有料化を公約に上げていましたっけ?

ディーゼルエンジン潜水艦にくらべて原子力潜水艦は非常に高価であるということ、また唯一の原爆被災国かつメルトダウンを経験した数少ない国で、国民全体的に原子力アレルギーがあります。

なぜ原子力潜水艦を導入しないのか、小市民にはまったくわかりませんが、「世界情勢が不安定になっても、小市民が今のように平和にブログを書き続ける社会」を維持するための諜報活動や防衛力強化には手を抜かずに頑張ってもらいたいものです。