Apple WatchのGPSモデルを利用している方向けの記事です。
フィットネスアプリでランニング記録を振り返ったときに、天気情報が表示されていない時があることをお気づきでしょうか?
これは、ランニング時にGPSモデルのApple Watchだとネット接続できないことで起こる問題です。オフラインでは気象情報をダウンロードできないのです。iPhoneを持たずに走ったときは、気象情報がつきません。これはセルラーモデルでは起こらない問題です。
本記事ではGPSモデルのApple Watchでも気象情報を確実に付与する方法をご紹介します。
暑さとランニング
9月というのに暑い日が続きます。90キロ台のメタボには暑さはかなり堪えます。
先日、今年の6月に走ったコースと同じコースを走ってみました。タイムや心拍数などから、3か月のトレーニングの効果を実感できました。以前よりもペースが上がり、走力がついたことを確認しました。
気付いたのは、環境要因が全く異なるということです。6月9日のランニング記録には天気情報がついていて、気温が18℃とかなり過ごしやすい気候だったのです。(下図は再掲)
このように、ランニングの記録をApple Watchで計測していると、基本的には気象情報も記録されます。iPhoneのフィットネスアプリでワークアウト画面の一番下までスクロールすると天気、気温、湿度の3つ項目を確認できます。
ただ、天気情報が記録されない場合もあります。これは、Apple Watchがネットから気象情報を取得するため、iPhoneを携帯せずに走った際に発生します。9月15日の記録には天気が記載されていませんでした。
6月の18℃と比べると、今年のような9月の朝でも30℃近くある気象状態は、私のような低レベルのランナーにはかなりのハンデとなります。ハンデの中走ったという、気象情報を記録に残しておきたいと考えています。
最近、iPhoneが重く感じるようになり、手ぶらで走るようになりました。Apple Watch GPSモデルは通信できなくなりますが、そのような場合でも天気情報が記録されるかどうかを調べてみました。
9月16日はApple WatchのGPSモデルのみを装着して走りましたが、下図のように天気情報が取得できることを確認しました。
GPSモデルでも気象情報を確実に残す方法
ランニング開始時のポイントが重要です。
Wi-Fiの圏内、もしくはiPhoneの近くにいるときに、ランニング開始のボタンを押すことで気象情報を取得できます。
実際には、玄関で一度ランニングの記録をスタートさせて、一時停止状態にさせました。その後、屋外に出て走り出したときにもう一度スタートさせるとバッチリ気象情報が残っていました。
Apple WatchのGPSモデルとセルラーモデルについて
Apple Watchには、GPSモデルとセルラーモデルがあります。
GPSモデルが標準モデルで、iPhoneと接続するかWi-Fiに接続した状態で通信を行います。
セルラーモデルはGPSモデルに電話回線が搭載されている上位機種で、それ単体で通信を行うことが可能です。
(公式ホームページより)
購入時にはセルラーモデルは不要だと思っていました。iPhoneはいつも手元に置いているからです。以前より体重が減ったことで、身軽になってApple Watchのみで走ることになるとは思いませんでした。
気象情報があれば、夏に走ることの是非を後々レビューすることもできます。あればうれしい情報なので、Wi-Fiの圏内で走り始めるというちょっとした心がけで、セルラーモデルとの価格差を埋められるのであれば、GPSモデルで十分だと今のところ判断しています。
まとめ
日本のように四季の寒暖差がこれほどある状態では、ランニング記録に気象情報が付与されている方が、後で振り返りやすいです。
Apple WatchのGPSモデルでは、ネットにつながっていないと気象情報が取得されませんが、ランニング開始のポイントをWi-Fiの圏内またはiPhoneと通信ができる距離にすると、気象情報が記録されました。
Apple Watchのエクササイズ記録に付与される気象情報は、開始のタイミングで取得されることが分かりましたので、GPSモデルのかたは、ランニングを開始するときは、自宅からスタートされることをおすすめいたします。